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詩 春を待てば
眩しかった
落葉樹の枝先のその先から覗く太陽
凍りつきそうな時間
あの夜が明けた朝に強い風の中で光る太陽を
芽を吹くその時に向かい、寒さの中で充分にしまりを見せた木々の隙間から
見た
凛烈な時は何を与えようとするのか
静かな歓喜が見えるだろうか
風は知っているだろうか
冬の空は正直で、美しい
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春一番の後、不規則な天気は春に向かう合図だ。
固くも芽をつけた木々があちこちらに見られるようになって、木の枝から差し込むような日差しがことのほか嬉しいと感じる季節。
夏が来る。夏が終わる。秋が深まる。もう冬だ。
季節を探す言葉は季節によって違う。もちろん好き好きあるけれど、それでも「待つ」は春が一番しっくりくるような気がするよ。
そしてそれは、充分に寒い冬があればこそだと……
みんな知ってる。
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