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吉田 翠*詩文*
2020年8月5日 18:32
そもそもが自分のものではないものをはらはらと目の前を落ちてゆくものを一瞬の眩しいあかりが力なく揺らいで差し出しそうになる掌を思わず押しとどめたものは霞のように不確かな後悔と頬に落ちた懺悔今はまだ聞きたく無かったひぐらしの羽をこすり鳴く音にやがて迫る夕日を追い払い我に帰るためにわたしはいくばくかの力を込めて影を踏む *先日詠んだ短歌によせて #詩