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2019年4月の記事一覧

詩 風のむくまま

詩 風のむくまま

カバンの荷物は
重くは無いか
一杯のコーヒーを飲むための
マグは忘れちゃいないか

雲のご機嫌は上々だ
風は遠くの声を
何処へともなく運んでいく
あの鳥の名前を知ってるか
緑立つ場所は
やがて見えるだろう

今までだって散々迷って
月夜の
ひとつふたつも無駄にした

行けるよ
歩こうと思えば

砂埃と小石が続く道
軽く鼻歌混じりに
行ってみようか

難しいことは今じゃなくていい
気まぐれに咲

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詩 八百万ー宿るモノー

詩 八百万ー宿るモノー

古址には眠らぬ神代の魂
八百万
分を知り足るを知りつつ宿る者

総じて奔放に
どこまでも自由に

侵す意図も
侵される謂われも
持たず
範疇の境まで

唄い踊り怒り
そして眠る

およそ
人知の及ばぬもののように見えて
人もまたその一部
ただ余計なものを持ちすぎた
ひとつの個

ならば我らは子となり分を知り
さあ
唄え踊れ怒れ笑え眠れ
そして臆することなく

ただの人となれ

シンプルなら良

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