最上級の漫才師和牛とエレパレにサンドされた日の話
お久しぶりの更新です。
更新をしない間に目まぐるしく自分を取り巻く状況が変化していき、それに必死に食らい付いていく感じでした。
昨日はユウキロック先生の授業で「コピー1グランプリ」という、プロの方のネタをそのまんまコピーして披露する授業でした。
私のコンビは和牛さんの「花火デート」を選びました。
2016年のM-1グランプリ最終決戦にて披露されたネタです。
和牛さんにとって初めてのM-1最終決戦ですね。
正直、これをやるかめちゃくちゃ悩みました。
だって難しいのが分かりきってるから!!!
それに、この授業の意図を汲み取れば、自分たちに雰囲気が近いコンビややり易さを加味した方が良いに決まってます。
それでも尚、これを選んだ理由はたったひとつ。
やりたかったから!!!(でしょうね)
やはり私の、「芸人として舞台に立つ願望」を芽生えさせたきっかけの和牛さんは尊敬であり憧れであり到底追い付けない存在。
性別も違えば私は関西弁を使えない。
何もかも違うお二人のようにはどれだけ努力しようが絶対になれないのは明白です。
だからこそやりたかった。
だってこのチャンスを逃したら、もう和牛の漫才は人前で披露することなんてないだろうから。
無茶だとわかりつつお願いをし、無様な姿を晒すまいとがんばりました。
それにこのコピー1をやると聞かされる前から、この花火デートのネタの川西さんのセリフを覚え、モノマネできるよう練習してました。(あわよくば特技として振られたときに披露できるように)
だからもし、水田さん役の子がちょっと躓いたとしても私が引っ張れるように!と和牛さんの中でも体に染み込みつつあったこのネタを選びました。
という事で、有無を言わさず川西さん役を私がやることに成功。
毎日毎日川西さんのやるマナミちゃんを繰り返しやる日々で
あれ、私って川西?いや、マナミちゃん?
ってなる日々でした。(嘘つけ)
余談なのですが、水田さん役をやってくれた女の子の名前が奇しくもマナミちゃんで、それなのに私がマナミちゃんをやってしまってごめんなさいという気持ちはずっとあります。
和牛といえば、緻密に作り込まれたネタ。
特にこれはM-1でやったネタですから、通常の何倍も、何十倍も作り込んだネタなことは間違いないです。
いざ、やってみようとして一番初めに気付いたのが喋るスピードが速いこと。
実際に動画を流しながら合わせてセリフを言ってみようとすると全然口が回らない。
それを聞く側には速いと感じさせずに、加えて滑舌よくやっていると思うと、改めてプロってすげえ!!!となりました。
いくつもいくつも凄いところは上げたらキリがないのですが
何といっても私が和牛の漫才が好きな理由は、いかにもボケてます感がないボケで展開されるから。
あくまで水田さんの性格を生かしてそれを誇張したボケなので、極端なことを言えば水田さん本人はボケてる意識がない。(はず)
だからこそめちゃくちゃ難しい漫才をしてるのだと身をもって感じました。
ずっと漫才したい!と言い続けてたとはいえ、言ってるだけでちゃんと漫才をしたのが初めてでした。
本番は緊張して何個か飛ばしてしまいました。
セリフ飛んでマナミちゃん(水田さん役)と見つめ合う5秒くらいがめちゃめちゃ長く感じました。(ややこし)
始まる前に私が引っ張っていかなきゃ!!というのはフリもフリで大失敗!
まぁ、お笑い的にはOKですが、ネタなのでダメですね。あーあ。
それにしてもマナミちゃん(水田さん役)(ややこし)のキレるところが素晴らしかったです!!
すっごい可愛らしい子なんです。
その子がめちゃくちゃにキレるのって怖くもあり面白くもありました。新たな発見!
思うように出来なかったこと、本当に本当に悔しかった、、、こんなに悔しくなること最近あったかな?と思う程に悔しかったです。
今回は失敗してしまいましたが、来週のイデア先生の授業でもコピー漫才をやるので、リベンジできるように!!!がんばります!!!
ちなみに先生から講評頂いた際に、「これはもう、最上級の漫才やからね」と仰っていて、自分なんかがやってしまったことを恥ずかしく思ったりその反面これが好きなことを誇りに思いました。
そして今日、ついに「エレパレ」を観ました。
YouTubeのオススメで上がってきたり、話題になってることはなんとなく知っていたけれど何せ2時間を超える大作。
なかなか手を出せませんでした。
しかし先日、やすとものいたって真剣ですにニューヨークと見取り図が出演されてる回を見て
盛山さんがエレパレの広報大使をしているということでその熱弁を聞いてやっぱり観なきゃ!!となりました。
そして本日!ついにその日を迎えました。
そもそもエレパレが何なのかもよく分からずに見始めたので、最初はなんとなくよく分からずに見てました。
知らない方の為に要約するとエレパレとは
東京NSC17期生の一部のメンバーのグループ名「ザ・エレクトリカルパレーズ」のことです。
このエレパレはある意味伝説化しており、それについて先輩であるニューヨークが17期生に聞いていくというもの。
いわゆる陽キャラの集まりのように印象付けられる初めの方はエレパレに対する嫌悪感みたいなものを感じざるを得ないといった感情でした。
でも見終わる頃には不思議とそれが緩和されるという謎の感覚になりました。
エレパレに属していたメンバーも
外からそれを見ていたメンバーも
それぞれ抱える感情、見えている景色が違っていて
おそらくノンフィクションだと思うから、それはそれはリアル。
それは本来、私たちの日常で見えないもの(見えない方がいいもの)を見せられているようでした。
こう思ってるんだろうなとかこう思ってるけど言えないなとか色々とあると思います。
そういうものって、知らない方が円滑にいってる時もあると思ってます。
それを全てとは言わなくても、その時言えなかったことをそれぞれが言っている。
そしてそして最後に、ニューヨークのおふたりが映って終わるのですがその時の表情(特に屋敷さん)がまぁなんとも言えないそれなんですよね~。
ちなみに、無言です。
ここまでずっとみんなの「話」を中心に写していて、(ニューヨークのお二人は聞き手だったけど)
最後には何も話さず無言で、その表情で読み取れるという
素晴らしいオチですね。
ということで昨日と今日で
最上級の漫才の凄さと
プロ未満のお笑いの人たちの話を
体感して
高低差で風邪ひきそうや!!!
なんつって。
めちゃくちゃ充実したものを体内に取り入れた感。
ありがとうございました!!!
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