早霧せいなさん引退にあたってこの感情を残しておきたくてに書きなぐったこと。


タイトル通り早霧せいなさんの引退が発表されて今の感情を文字に起こしたくて書いたものです。
まとまりも無いし文章力もないです。
あと無駄に長い気がします。
自己満足なのでお手柔らかにお願いします。


ちぎさんを知ったのは7年前です。
高校3年生の芸術鑑賞会で宝塚というものに初めて触れた日にあまりのカッコ良さ、美しさに惹かれて歌劇団について夜な夜なネットサーフィンをしていた時です。

当時の私は化粧っ気もなく、一重で地味な女子高生でした。
そんな私にとってちぎさんはキラキラし過ぎていて、世の中にはこんなに美しい人がいるの?!と驚愕したことを覚えています。
その後、ゆうみちゃんとの関係性を知り、
余りの「旦那感」、2人の絆に惹かれてちぎみゆ段々と沼へハマっていきました。

ちぎさんを初めて鑑賞したのは2016年の2月。
『るろうに剣心』でした。祖母に宝塚にハマったと伝えると一緒に行こうとチケットを取ってくれて2人で2階席の後ろの方で鑑賞しました。
生のちぎさんのエネルギー、太陽のような笑顔、繊細な演技、パワフルな歌声に圧倒され、私はもちろん祖母が乙女のような顔で「綺麗やったな…」「かっこよかったな」とポーっとなっていたことを鮮明に覚えています。

その日キャトルレーヴでDVDを購入し今までちぎさんが出演した舞台をほぼ全て観ました。その中でも印象的なのはトップスターになられてからの『星逢一夜』と『ルパン三世』です。

ちぎさんは良い意味で人間離れした美しさなのでアニメキャラクターがポンと3次元に現れたようでルパンも『伯爵令嬢』のアランも不思議と違和感が全く無くどんなに近くで観てもそのキャラクターが存在していることにちぎさんの努力が隠れているんだなと感じておりました。
手足がすらっと長く、お顔が豆くらい小さい。
しかも目鼻立ちはくっきりしていて中性的なお顔が本当に2次元にピッタリでした。

『星逢一夜』は言うまでもなく名作で、雪組の皆さんの九州弁が可愛いですよね。幼少期から本人様が演じるということもあまり聞いたことがなかったけれどそのおかげで大人になってからの晴興と泉と元太の関係、晴興と村の友達達との関係が顕著に出て心が痛かったです。
私はちぎさんのその主人公の感情を抑えながら表現する演技が大好きなので堪能出来るこの公演はずっと心に残っていて未だに観たくなります。


その後専門学校受験し合格後は宝塚を観るためにバイト代を貯めて毎公演観劇しちぎみゆコンビ始め、当時の雪組の皆様に元気と幸せを頂いて次の日からの活力となっていました。
専門学校入学後、勉強と実習、バイトに忙しく舞台以外はなかなか追えなくなっていた頃にちぎさんの退団が発表されました。
バイト終わり20時に携帯を開くとたくさんのニュースとLINEで頭が真っ白になりいつかこの日が来ることは分かっていたけれど心の準備が出来ておらず「これがご贔屓様の退団か…」と泣きながら家に帰り母に笑われたことを覚えています。
『推しは推せる時に推せ』この言葉の重みを人生で初めて感じた日でした。

退団公演まで毎日(夢じゃないか?)(ちぎさんはずっと宝塚の生徒で居てくれるはず!)と現実を受け入れられない厄介なファンでした。
けれどスカイステージで退団スペシャルをしていても、キャトルから退団記念グッズが発表されても信じたくありませんでした。
だだ退団公演が始まるとやっぱり退団するんだという絶望と観劇への楽しみが相まって複雑な感情で過ごしていました。

私は退団公演を大劇場で2回と東京宝塚劇場の大千秋楽を映画館で拝見しました。
毎回ハンカチでは間に合わないほどの涙で周りの方にご迷惑だろうなと謝りながら観劇しました。
宝塚歌劇団雪組トップスターの早霧せいなさんが居なくなってしまうという喪失感と、お話の面白さ、華やかなショーの素晴らしさでフラフラでした。
『幕末太陽傳』はちぎさんらしくとても笑わせて頂けるシーンが多く日本物の雪組らしい所作の美しさとエネルギッシュな歌声に毎回楽しかったです。

大千秋楽は地元の映画館で拝見しました。
ちぎさんも最後で悲しいかなと思いきやとても清々しいお顔をされていて(あー、私の御贔屓様はやり切ったんだな、悔いがないんだ。よかった。)ととても安心してほかの2回と比べて不思議と冷静に観劇出来ました。

退団後もSNSや舞台、ドラマに精力的に活動され在団中と変わらない笑顔、パワフルさに元気をもらっていました。

ちぎさんも女性らしくスカートを履いていたり髪の毛を伸ばされていたり新しい人生を歩んでいるんだと微笑ましかったです。

退団後の舞台は『ウーマンオブザイヤー』『脳内ポイズンベリー』『ハリーポッター』とあまり追えませんでした。
それが私の後悔です。
ちぎさんはいつもそばに居てくれる、次の舞台は仕事をもっと休んで観に行こう。と思ってるうちに6年たっていました。

『推しは推せる時に推せ』また痛感しました。
芸能人というものは儚く、急に会えなくなるものなのですね。
引退って急なんですね。
ずっとずっとそばに居てその人の姿を応援できるものでは無いのですね。

私のちぎさんファン人生は後悔がたくさんあります。もっと早く出会っていれば、宝塚男役時代もっとたくさん目に焼き付けていれば、退団後もっともっと観劇に行ければ……
もっとグッズを買って応援していれば。
けれど後悔しても遅いです。ちぎさんは本日6/1付で早霧せいなさんの活動にピリオドを打たれました。

本音を言うと寂しい!あの太陽のような笑顔にもう会えないのかと思うと心がギューとなります。けれどその次に出てくる感情は感謝です。
高校生の頃ちぎさんと出会ってなければ観劇の楽しさをきっと知りませんでした。ちぎさんのファンになってできたお友達も居ます。
ちぎさんを通じて知った映画や作品が沢山あります。私の人生を彩ってくださって本当にありがとうございました。

そして「絆」という言葉。
ちぎさんは雪組ポーズとして絆!絆!といつも言っていました。
当時私は友達も沢山いて家族とも仲が良く
恥ずかしながら絆についてあまり深く考えたことはありませんでした。
少し大人になった今なら分かります。友との絆、家族との絆、そしてご贔屓様との絆、それを通じて知り合ったお友達との絆。
全てとても大切で唯一無二なんですね。
ちぎさんはその事も教えてくださいました。

ちぎさんについて話すとキリが無いですね。
この7年間本当に幸せでした。
ここに書ききれなかったことも沢山経験させてもらいました。
6/1を境にちょっとずつ思い出せればと思います。

あーーーちぎさん寂しいよーーーー!!!!!
ずっと演技を見てたい。笑顔を見せて欲しい。パワフルな歌声を聞かせて欲しい。
美しいお顔を拝見していたい…です。

けど
退団後も6年もファンに夢を見せてくれてありがとうございました。
私にとってあなたは永遠のご贔屓様でずっとずっと大好きな方です。推しです!!!!

最後になりましたが、本名の早霧せいなさんの今後に幸せと健康がたくさん溢れますように。
何度も言いますがずっとずっと大好きです。

2023.6.1   ただの1人のファンより

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?