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まずは自分を知ることから。そうしたら責めずに工夫できる。【メンタル編】
自分が、HSPや繊細な気質を持つってことを知ったときに、まずほっとしました。
音や光や温度差などの刺激に弱いこと。人混みが苦手なこと。
頭の中で、今日あったこととか、誰かとした会話とかこれからしなければならないことでいっぱいで、色々な考えが常にぐるぐる回っていること。
何か新しい事をすることや出かけることへのハードルが高くて、起こってもいないことに不安になってしまうこと。
自分ってだめだな。弱いなって他人と比べて責める日々。
普通であるように、がんばって装っていた。
そして、家に帰るとぐったりして、床に転がる。
それって、自分がダメで弱いんじゃなくて、元々持っている気質だったんだ。
そして、繊細な気質を持つ自分が緊張感の高い家庭環境で育ったことで、さらに、その気質が悪化したことも知りました。
私は娘を育てている時に育児本を読み漁っていて、その時にこのHSPという概念を知りました。もっと若い時に知りたかったなぁ。
ただ、HSPである。繊細な気質である。と知ったからといって、事態がどうにか変わるわけではありません。
発達障害などと違って、診断が下されるわけでもなく、ネットや本などで自己診断して、たぶんそうなのだろうと思うだけです。病気でもなく、ただそういう気質を持つというだけなので、治療法もなく、対処療法的に自分で対応していくしかありません。
私、HSPなんで!って水戸黄門の印籠のごとくそれを掲げて、仕事や人付き合いを免除されるものでもありません。
ただ、自分がそういう気質を持つと知ると、無駄に人と比べたり、自分を責めることが少なくなりました。自分はそういうもんなんです。生まれ持った気質だから変えられない。
そうして、認めてしまえると、いいことが二つあります。
一つ目は肩の力が抜ける事。こうしなきゃ!こうであらなきゃ!って子どもを生んでからは特に、ガチガチになっていたので、まー仕方ないかーってゆるめることができました。
二つ目は工夫していくことができる事。今まで自分を責める事やなれもしない理想をかかげてそれに向かうことに使っていた労力を、自分の気質を知って対処していく事に使っていける。
それなら、食事はこうしよう。
それなら、睡眠を最優先にしよう。
それなら、体を鍛えて整えよう。
それなら、自分の好きはこれでいい。
私は別に人に誇れるものは特にないけど、HSPであることだけではなく自分を知って、認めて小さな工夫を重ねて、だいぶ楽になりました。
もし、私の記事を読んで、HSPや繊細な気質というものが気になった方がいたら、今はネットで診断もできるし、書籍もたくさん出版されています。 まずは、そこからはじめてみてくださいね。
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