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意味づけの質が人生の質を決める
■感情のメカニズムがわかれば怖くない
自由になりたい。お金を稼ぎたい。望み通りの結果を出したいと誰もが思っています。では、その結果をつかさどっているものは何でしょうか?
それは「行動」です。当たり前ですが、行動しなければ結果が出ません。
大量結果=大量行動と言う通り、いっぱい痩せたいならいっぱい運動する。いっぱい稼ぎたいならいっぱい頑張るしかない。誰もが分かっていることです。
だけど頭ではわかっていても、なかなか体が動かない。そして、そんな自分を自己否定してしまう。
人は自己否定をすると、やる気のスイッチが完全に切れてしまいます。やる気のスイッチをオンにしたいなら、自己肯定感を上げることが大切です。
自己肯定感を上げるためには、自分とした小さな約束を達成していくことが近道です。
できなかった自分を責めるのではなく、日々の一つ一つの小さな達成を大切にして、自分を認め、小さな達成感を味わう。その積み重ねで、自己肯定感を上げていくことができます。
■行動量を上げたいなら
行動をつかさどっているもの、それは「感情」です。
「人は感情の生き物である」という言葉の通り、人間は感情で生きているのです。
感情は、車でいうエンジンのようなものです。エンジン=エネルギーが自分の体を動かしていくのです。
メンタルが強いから達成したり突破していくわけではありません。
エネルギーが高い人たちが達成したり成功していくのです。それではモチベーションを上げればいいのかと言うと、そうではありません。
例えばセミナーや勉強会などで外側から燃えてしまうと、外の圧力によって燃えていますから、いずれその火は下がって消えてしまいます。
心にはホメオスタシスと言う恒常性が働いています。
例えば基礎体温が36度だとしたら、それより体温が上がれば汗をかいて体温を下げようとする。逆に体温が下がると、体を震わせて戻そうとする。
つまりこの36度を保とうとするサーモスタットのようなもの、これこそがホメオスタシスです。
人は頭で変わりたいと思っていても、心のホメオスタシスが恒常性によって元に戻そうとするのです。ダイエットで痩せてもリバウンドしてしまうのと同じことです。ホメオスタシスは常に自分が安全で安定した位置でいられるように、自分を守ろうとする役割があるのです。
この機能は人が生きていく上で、とても大切な機能なのですが、時に変わりたいと思う人の想いすら、変わりたくないというホメオスタシスによって止められてしまっているとのです。
前述した感情を司っているエンジン、つまり感情のエネルギー源、それは「意味づけ」です。
意味づけ=意味をつける
実は人は無意識のうちに、日々ざまざまな出来事に対して、このステッカーのような意味づけを繰り返しているのです。
意見やアドバイスをもらった時に、相手の言った言葉は同じでも、自分がどう受け止めたのか=自分のつけている意味づけのステッカーが違うだけで、感情が大きく変わっていくのです。
■意味づけの質が人生の質を決めていく
お金は生きていく上で必要不可欠なものですが、お金持ちが必ずしも幸せなわけではありません。「わたしは今、こんなに幸せに暮らしている」と思えた人こそが、最高の人生を送っていくのです。
意味づけ → 感情 → 行動 → 結果
結果を司っているものは行動です。大量に行動しないとたくさんの結果は生まれません。
その行動を司っているエンジンが感情です。
人は感情の生き物です。感情によってテンションややる気が上がったり下がったりするのです。
つまり感情をコントロールすることができれば、自然と行動につながり、結果に結びつくということなのです。
そして、この感情を司っているものが「意味づけ」なのです。
その出来事にどんな意味をつけているのかによって感情が変わり、行動量が変わり、結果につながります。
無理やり行動を変えようとしても、心と体がバラバラでは苦しむだけです。
努力をする前に意味づけを意識し、感情を動かし、行動を変え、思った通りの結果につなげていきましょう。人生の質を上げるためには、意味付けの質を上げることが大切なのです。
■記憶のバケツをコントロールする
人間の頭の中には大きく分けて、記憶と直感、2つの領域があります。そして人には自己防衛本能があり、人はいつも記憶から、現在起きているさまざまな出来事を照らし合わせて判断するのです。
記憶 過去に経験したことがたくさん入っている
直感 なんとなく。未体験のことが多い。
メモリーマネジメントという言葉があります。記憶を管理していくことで、思考がガラッと変わるという考え方があるのです。
頭の中には3つのバケツがある
・過去記憶 PCの記録1TBくらいの記録でムービーや音声が入っている
・現在記憶 今目の前に集中していること。SDカード1枚分で8GBくらい
・未来記憶 ビジョンや夢。テキストファイル1枚で4KBくらい
人の脳は、この3つのバケツの一番量が多いバケツにアクセスするという癖を持っています。人は圧倒的に過去記憶の量が多いので、常に過去の記憶にアクセスし、そこから物事を判断しているのです。
そして人は、過去と未来を同時に考えることができません。過去の記憶を思い出しているときは未来のビジョンは描けませんし、その逆もまた然り。忙しい時は現在のことしか考えられないのです。
意味づけの話と合わせると、その出来事を、過去の記憶から意味付けたのか、それとも未来の記憶から意味づけたのか。それによって感情はまったく大きく変わってきます。
常に過去の記憶から意味づけをしていたら、同じ選択の未来しか続きません。
しかし未来記憶からの意味付けができれば、ぶつかっていた壁を成長のためと乗り越えることができたり、目標達成のためという判断基準で物事をジャッジすることができます。
未来記憶にアクセスしやすくするために、未来記憶の量を増やして、意味付けの質を変えて、最高な人生にしていきましょう。
【動画】感情コントロール法をマスターし思い通りの人生にしていこ!(前編)
【動画】感情コントロール法をマスターし思い通りの人生にしていこ!(後編)
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