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ニューノーマルな世界へ

■世界は目まぐるしく変化し続けている

世界の新型コロナ感染者は412万人を超えました。感染流行初期では、1人が平均5.7人にうつしたのではないかという説が出ています。

コロナウィルス対策で、再配達が必要ない「置き配」が注目されています。今は宅配会社が荷物を届けに来たとき、受取サインを求められないことがよくあります。
もちろんこれはコロナの影響だと思いますが、もともと宅配は置き配の流れにシフトしていました。不在届を何度もやりとりする手間やコストがあったからです。
「OKIPPA」は宅配ボックスがない家でも利用できると評判です。

アメリカで自動運転のスタートアップ企業「Nuro」が、テスト走行の許可を得たと発表がありました。アメリカではもうアクセルやハンドル、バックミラーがなくてもテスト走行できる許可が得られでおり、2040年にはガソリン車が70%撤廃されるのではないかと言われています。

そしてボルボ高級ブランド「ポールスター」ではEV車を発表し、ポルシェは昨年、初の電気自動車を発表しました。今はハーレー・ダビッドソンでも電動バイクが出ています。エンジン音をスピーカーから出し、運転する楽しみを奪わない工夫がされています。

「人生とは無知を知に変えていくことである」という言葉があります。
無知を知に変えていくとは、ただ頭に知識を押し込むことを指すのではありません。

口頭派 口で言うばかり。頭で悩んでいるばかり。
行動派 知識を行動に変える。行動を起こさなければ意味がない。

自動車学校に通っても、学科だけでは免許は取れません。実地という経験を積んでいかなければいけない。人生も同じなのです。
手先のテクニックにこだわることも大切ですが、それ以上に大切にしたいのは、行動を起こし、知識を経験に変えていくことです。

外出自粛は2022年まで必要ではないか、という説が出ています。今後どうなるにせよ、コロナウィルスを機に世界は大きく変化していきます。

そんな今だからこそ、一人一人が自分の未来について真剣に考えなければいけません。時間がないからできないではなく、時間がないからこそ、何か始めなければいけないのです。

■予測するのではなく準備をする

アメリカの未来学者エイミー・ウェブは「予測には意味がない」と発言しました。
「いつも私たちのゴールは未来を予測することではない。目的は、次に起こることに向けて準備することだ」と唱えています。

つまり、未来を予測したり、きっとこうなると言っているだけの評論家は意味がないということです。大切なことは、次に起こることに向けて準備し続けることです。

わたしたちはもう先の読めない「不確実な時代」に突入しました。未来を予測するよりも、未来に向けて今できる準備をしていくことが大切です。
10年後何をしていたいかではなく、10年後何が起こっていても大丈夫な経済力をつけておく。
それに耐えられる時間を形成しておき、仲間を作っておく。体力をつけておく。そういったバランスを整えておくことが大切なのです。

■サステナブルな人生を形成する

サステナブル(Sustainable)
「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」を意味する。
本来の意味は「維持できる」「耐えうる」を意味する言葉である。近年は、地球環境の持続可能性、人間社会の文明、経済の持続可能性の概念として一般的に用いられるようになった。

地球上で誰かが笑い、その一方で誰かがしわ寄せで不幸になるような考え方は過去のものです。これからは、みんなが笑顔になるような生き方を考えていかなければいけない時代がきています。

このサステナブルな発想を「SDGs」とも言います。

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SDGs
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略。
SDGsは2015年9月の国連サミットで提唱されたもので、国連加盟193か国が、2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標。

人が生きると書いて「人生」、一度しか生きないと書いて「一生」。まずは自分たち一人一人が、この目まぐるしく変化し続ける世の中で、持続可能な人生を形成していかなければいけません。目の前の状況に一喜一憂することなく、未来につながるような経済力をつけていかなければいけない。

そして、ただお金を求めるのではなく、なぜお金が必要なのか、という目的を忘れてはいけません。

なぜお金が必要なのか?
それは家族や大切な人を守るためであり、健康を保つためであり、自分の夢を叶えるためでもある。
お酒が好きなら、お酒を飲むのではなく飲み続ける人生。思いっきり遊びたいなら、ずっとこの先も遊び続ける人生。
旅したいんじゃなくて旅をし続ける人生。一時の豊かさを味わうのではなく、家族とずっと豊かに暮らし続ける人生。

このサステナブルな考え方は、人生にとって最も大切にしたい考え方です。

■ニューノーマルな世界を生き抜くために

パラレルキャリア
パラレルキャリアとは、P・Fドラッカーが著書「明日を支配するもの」で紹介した考え方で、本業を持ちながら、第二のキャリアを築くこと。
副業が金銭的な報酬を目的としているのに対し、パラレルキャリアは、自分のスキルアップや夢の実現、社会貢献活動などのために活動すること。

サステナブルな考え方を持ち、今を乗り越えていくために、このパラレルキャリアという価値観がとても重要です。

個人がひとつの企業に依存して一生遂げられるなんて、もう思ってはいけません。それは誰もが気づいているはずです。
では、パラレルキャリアを形成していくために何をしていけばいいのか?
それは、人生にとって「本当に大切な重要事項を優先する」ということです。

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行動心理学では、一日に40%の時間を、重要だけど緊急じゃないことにあてると良いと言われています。時間にすると一日に9.6時間。そうとまでは言わなくとも、せめて一日の決まった一定の時間を、この第二領域にあててみてください。

例えば自粛中の今なら、読めなかった本を読む。YouTubeを見る。
なんとなくぼーっと見ているYouTubeを、「ここからプレゼンの仕方を学ぼう」という目的を持って見る。
何気なく話す先輩との会話を、「考え方を盗もう」という観点を持つ。
第二領域とは、気合を入れて時間を確保するのではなく、脳のダイヤルを第二領域に合わせるだけで、普段の暮らしの中からいくらでも作り出せるものなのです。

大したことない努力のように見えるかもしれません。しかし人生は短く見ると無駄なことが多くても、長く見ると無駄に感じていることの積み上げが、人生の体幹になっていたりするものです。

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今世界では、ニューノーマルという言葉が生まれています。

ニューノーマル=新常識

これから世界は、コロナウィルスと共存する世界になるかもしれない。リモートワークが当たり前の社会になるかもしれない。社会貢献や瞑想が、当たり前になるのかもしれない。

先のことは予測できません。
ニューノーマルな世界に向けて、今こそ第二領域の時間を積み上げて、やったことないことに挑戦していきましょう。

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