見出し画像

初期の頃にさかのぼって聴く

今日は
「初期の頃にさかのぼって聴く」 というお題でいってみよう。

何を???

好きなミュージシャンの若かった時、初期の頃の作品 
を聴くのです。
ビフォーとアフター
若い時の方が表現の能力が低くても、
あの頃しかできなかった何かがあるから面白い。

例えば、、、、、
ビリー・ホリデイ
みんな、  アル中、薬中、しわがれたビリーの声の印象が強いはず。
でも、初期の頃の彼女の声は、まるでホーンのように張りがあってキラキラした声です。


シャーリー・ホーンはず~~~~~~~っと変わらず。
声の方は変わらない。
でも、年取ってからは 深く、静かで、母性を感じる。
そういうの何て言うの?
表現とか、声質とか、そんなレベルの 表面的なものではない。
もっとスケールの大きな感じ。(シャーリーの声は小さいけど)
「世界観」とでも言えばいいのかな?


カーメン・マクレーは随分変わりましたな。
若い時は細くて、美しく、
声も美しかった。

それが、いつからか怖いおばさんになっちゃって、、、、、
説得力があり、威厳があり、人生哲学を感じさせる表現にはなったけれど、
風貌も変わって短いパンチパーマみたいになって
たばこを吸ってたせいか?後半は咳き込んでたし、
当然、歌う時のフォームもちょっと変化してる。

Body and soul という曲で若い頃、中年、晩年で聴き比べしてみちゃおう。

ここから先は

705字
教材のような内容の記事が2本と、不定期でエッセイを掲載する予定です。

ライブやセッションで使える実践的な内容を掲載します。ジャズボーカリストならではのお困りごとを解決する参考書的なマガジンです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?