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【セットリストのネタ帳】DJデビューの緊張に負けない選曲例

止まれ、止まれ、止まれ止まれ止まれ止まれ!

指が、指が、ブルブル震えている。レコードの針をつかもうとしても、つかめない。レコードに針をおとして曲をスタートさせるだけ。なのに、できない。

私のDJデビューは緊張しすぎて、1曲目すらマトモにかけることが出来ませんでした。

「初めてだから仕方ないよ」

先輩DJや主催者は笑って許してくれましたが、私は自分のことが許せず悔しい思いをしました。本当に悔しくて恥ずかしくて、自分の番が終わった後に人とマトモに話すことができませんでした。

そんなDJデビューの失敗経験から、自分の番の前半は同じ曲、同じ順番でかけることにしました。毎回、決まった曲、決まった順番を、家で何度も何度も繰り返し練習をすることで、本番の空気にのまれず、緊張せずにプレイできるようになりました。

この方法をやるうちに、緊張せずに自分の番をはじめるのに向いている曲があることがわかってきました。

・静かな曲
・長めの曲
・次の曲につなぎやすい曲

今回は、私なりに条件に合った曲をセレクトして選曲例を作ってみました。各曲の詳細情報と選んだ理由を書いてみましたので、選曲の参考にしてみてください。


1.前座らしい静かさのある曲をかけることで、お客さんと自分の期待値を上げすぎない

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【曲名】Sub + Sub【アーティスト】Etiop【レーベル】Recognition Recordings【国】ポーランド【ジャンル】テクノ【BPM】130【曲の長さ】4分21秒【ボーカル】無

クラブの前座で一人目のDJというのは、静かなフロアでその日のイベントの1曲めをかけることになります。お客さんはまだ踊りたい雰囲気ではないでしょうから、1曲目からハイテンションな曲をかけるよりも、ある程度静かで抑揚のない曲を使うほうが、お客さんにも自分にもやさしいスタートになります。


2.長めの曲で時間を稼ぐ。人生で初めての、お客さんの前でのDJミックスで、たかぶった自分の気持ちを落ち着かせよう!

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【曲名】Mini 24【アーティスト】MAREK HEMMANN【レーベル】RAUM MUSIK【国】ドイツ【ジャンル】テクノ【BPM】127【曲の長さ】8分01秒【ボーカル】無

私はいつもDJは2曲めからが本当のスタートだと思っています。なぜなら1曲めは誰にでも始められますが、2曲めからはついにDJミックスが始まります。初めての人前でのDJミックスの時というは、鼓動が口からでるほど激しく、手が震えてまともに針が落とせないほど緊張し、時間をわすれてしまいます。そんな時、2曲めが少しでも長いことで自然と気持ちが楽になります。


3.ここから自分のセットリストにつなげていくために、どんな曲にも繋げやすい雰囲気の1枚を選ぼう

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【曲名】Life soundtrack【アーティスト】Deetron【レーベル】Music Man Records【国】スイス【ジャンル】テクノ【BPM】125【曲の長さ】6分45秒【ボーカル】無

3曲めは、その後の自分のセットリストへ移るための準備の曲と考えましょう。曲全体に大きな抑揚はないが、ブレークがしっかり長めにはいっている曲を使い、ここまでの3曲でDJプレイ全体のイントロを作り上げます。この曲はブレークに特徴があるため、その後の曲で路線変更しやすいです。


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