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自分という人格とラジオの話<再掲>

※2020年2月1日より再掲
「自己を保っている」という状態に関して、私は干渉波から離れたラジオの周波帯をイメージする。自分というチャンネルにしっかり周波帯が合っているという意味だ。
大概の人はそのチャンネルを無意識的に捕まえられるらしいし、特に苦労はないと言う。私の知る限りでは、実は、チャンネルは無数にある。
それは私のようなチャンネル合わせが苦手なタイプには大きな悩み事だ。

radikoのような便利なアプリが無かった頃を知らない方々にも説明すると
昔のラジオはチューニングが必要で、自分の聴きたいチャンネルの周波帯を巧く捕まえないとノイズや他局の放送が混ざってしまう。
今説明している例え話において「ノイズ」「他局の放送」は確固たる自分を曇らせる「過去の出来事」や「幼児退行した自分」「深層心理」なんてものが当てはまるかもしれない。

今日はいつもに比べて、チャンネルが非常に合わせづらい。
幻聴のように幼い頃の自分のぐずる声や昔の良かったこと・悪かった思い出が脳内で交錯する。そして自分自身への信用が非常に浅くなり、上手に喋れなくなったり空間把握を乱すのは普通に生活することの大きな妨げだ。

もちろん自分の中にある放送局たちだから、時と場所によっては私を助けてくれる。
例えば、作曲・詩作や即興歌唱なんかは、むしろ私は別のチャンネルを頼る。
「彼ら」に声や指を明け渡してしまえば空から降ってくるように、私ひとりでは思いもつかなかったイメージ・言葉選びで世界を広げてくれる。(狡いかな?)
でも日常の上では彼らの手助けを控えたい。困ったものだ。

今現在、私が自分にとって有効と思っている対処は
・身体や身の回りを適温に保つ
・温かい飲みものを飲む
・大人しく座っておく
・「他の周波帯」があまりに騒がしい時はその内容をアウトプットする
・理解者のそばに避難しておく
というぐらいだ。落ち着いたら自分の主人格にチューニングを合わせていくしかない。

こうした情報が私と似通うところのある方に届けばいいと思うし、その方にあった対処法が見つかればいいと思う。(何か新技が見つかったら教えてください。)

思い立って書いたけれど、最後まで読んでくれてありがとう。

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