社会人とかサラリーマンとか漠然と楽しくなさそうだけど実際どうなのという話

社会人として8年くらいになります。
いろいろあったけど、こういう仕事がしたいとか、こういう勉強をしていきたいとか、結構モチベーション高くやっています。
でも、学生の頃は全然サラリーマンって楽しそうじゃなかったです。

そもそも学生の頃って職業をあまり知らなかったです。
弁護士、看護師、教師・・・それからサラリーマン。
サラリーマンっていうのは、何やらスーツを着て満員電車に乗っている人。それくらいのイメージでした。
学校で将来の夢を聞かれた時も、弁護士とか教師とか言うのって響きがいいんですよね。言いやすい。どうしてなりたいの?と聞かれたときの理由も答えやすい。いい子を気取っているほどそういうのに陥りやすいと思います。

でも人生はままならないもので、希望の学部に入れるか、希望の学科に入れるか、その先までずっと勉強できるかは、自分の環境だったり周りの環境だったり色々影響してその響きのいい将来の夢がかなう人は一握りでしょう。

それでサラリーマンになります。まあ、サラリーというのは給料って意味なので、勤め人の弁護士や看護師や教師はサラリーマンなんですけどね。就活するときにはじめてどんなサラリーマンになりたいかと考えるわけです。そう、何の印象もないサラリーマンに。

特にやることの決まっていない大卒が提示されるのは総合職か事務職か、主にこの二択です。

しかし、それを先に考えるのはお勧めしません。なぜなら、総合職でも事務職でもないものがたくさん存在しているからです。そして、まず世の中に興味を持つことから始めます。

例えば、本が好きだとします。
本を書くなら小説家、漫画家、学者、趣味人。作るなら編集者、出版社。売るなら書店員。本に詳しいなら図書館で司書、学芸員。これが第一段階です。

第二段階として、その仕事に関係する仕事を考えます。例えば図書館なら、図書館を作る建築士、工事をする人、バーコード読み取りシステムの機械を作っている会社、本を検索するシステムを作っている会社など。

この第二段階が学生の頃一番見えていなかったいわゆるBtoBの仕事です。

本から想像を広げて仕事のマインドマップを書いてみます。ポイントは、〇〇する人、という書き方をすることです。~~士のような響きのいい名称があるかは気にしないでください。

本が好き

実際書いてみるとこんな感じです。

こうしてみると、意外と本と関係のある仕事は多いですし、これだけ業種が広ければどれかには就けそうな気がしてきます。実際、ここまで広げて中小企業を見ていけばどれかあるでしょう。

仕事の中身がどんなものかは、漫画、アニメ、ドラマで見てみるとよくわかります。例えば、書店なら『ガイコツ書店員本田さん』、校閲なら『校閲ガール!河野悦子』、辞書編纂だと『舟を編む』など、調べるといろいろあります。これ全部サラリーマンです。

漫画、アニメ、ドラマを見て楽しそうとか、やりがいありそう、と思ったら大体その仕事は楽しいです。刑事ドラマ見て刑事に憧れちゃう感じですね。

結局、学生の頃思っていた漠然とした「楽しくなさそう」というのは単に知らなかっただけで、実際にはどの仕事にもそれなりの楽しさ、やりがいがあるっていうことですね。

ありきたりな結論です。