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一目惚れの病

ふと思い立ってnoteを開いてみた。
何ヶ月も更新していない間に私の生活は少し変わっていた。
今日はそんなことを書いてみようと思う。

私は今まで縁あって何名かの方とお付き合いをしてきた。

初めてのお相手は高校生の時だった。
女子校出身の私にとって「異性交遊」はかなり遠い存在だったが、
部活の延長でやっていたバンド活動が学校を飛び出してライブを開催した時に対バンした男子校生に一目惚れしたのがきっかけ。

それ以降十数年、今に至るまで私を苦しめ続けるのが一目惚れだ。

厄介なことに私は一目惚れ以外で人と付き合えない。
友達として長く関係を温めたり、失恋の痛みを乗り越えるための絆創膏だったり、そういうのは全くだめなのだ。
もちろん試そうとしたことはあるが、どうにもこうにも心が弾まないし、なんなら「友達の先に愛情があるなら、私はみんなのパートナーでもいい」などと愛欲と友愛をぐちゃぐちゃにして現実逃避することもあった。
いくら熱心に告白を受けても、相手がどんなスペックをお持ちでも、なんでだかむしろどんどん自分が小さく見えてくる。
そしてその人との距離が物理的にも心理的にもスーーーーっと離れてしまう、私のだめなところ。

でも、割と真剣にこの病に悩んでいることを伝えたい。

なんでこんなことになったんだろう?
検索してわかるならまだよかった。
先人たちはどのように折り合いをつけてきたのかと検索しても、バチッと言い当ててくれる答えはない。
かといって「美醜の問題ではなく受け入れられないものはある。別に悩むことではない」と一蹴されるとそれはそれで傷つく厄介な性分で。
世に多くのイケメン・美女が産み落とされ(自力で掴む人も含め)、その奇跡を味わいたいと思うのはいけないことなのだろうか?
いや、自分が苦労してきたことを受け止めればいいだけなんじゃないか?
別に誰にも迷惑なんてかけてないし。
と、またぐるぐる考えてパフォーマンスは低下の一途。
夏の暑さに浮かされてムラムラしてくるけど、相手はとっくに霧の中。

「あれ、私って恋愛不適合者なんじゃ…?」と思えば諦めもつくけどさ。
そうもいかないのが恋愛じゃん。まだまだ恋して生きたいじゃん。

一目ぼれの病をこんなに患うなんて、誰が知っていただろう。
お互いが雷落ちて、晴れて病は完治!あなたはもう大丈夫ですよ。
そんな経験をしてみたいものだ。


◆本日の一曲
青春の病 / 藤井風

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