読書メモ『背高泡立草』最日小#24
これはけっこう好きでした!(雑感想)
「全てのものに歴史がある」
「歴史を知ると普通のなんでもないことでも深みが出て見える」
といったテーゼを、九州の島を舞台に、重くなくグッドバランスで表現してくれた感じ。
現代を舞台にとある島にある古い納屋の周りをする草刈りの様子と、その島の過去の群像を交互に見せることによって、なぜだか他愛のない草刈りをする家族の会話がとてもかけがえのないものに感じられてくる。
九州の方言の会話もリズムよく楽しめた。
これはもう一度ちゃんと精読で読み直したらもって深みがあるような気がするんですけど、なんといってもあと75冊読まなきゃならないのでまた今度にします!(爆)
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