見出し画像

AIはARで育成すると良い説

AIが人の言葉や状況を理解できる様になれば
人の出す大雑把な指示から何をしたら良いか
臨機応変な判断が可能になるでしょう。

ではそんなAIをどうやって作ればいいのかと言うと
ARを利用するのはどうでしょうか?

ユーザーがAR空間内でキャラクターを育てていく
のです。

AI側は入力としてユーザーの視界音声を受け取ります。
また、ユーザーの視点や表情なども読み取らせると良いでしょう。

そしてユーザーが喜んでいるか嘆いているかなどの
感情を読み取れるようにします。
これを第一段階と呼ぶ事にします。

第一段階さえクリアすれば
どの様にAIを育てていくかは
それなりに自由度がある気がしますが
とりあえず動物のしつけの様な
基本的な指示を覚えさせる事を
第二段階とします。

具体例として「おいで」を覚えさせる
にはどうすれば良いか考えて見ます。

「おいで」と言った後にユーザーが
自分でキャラクターに近づいて
にっこりしてみてはどうでしょうか?

するとAI側の学習内容としては主に
「画面情報における自分のキャラクターサイズが
拡大した時にユーザーが喜ぶ」
みたいな相関関係が記録される事になるでしょう。

そうするとAIは自分のキャラクターを
馬鹿の一つ覚えでユーザーに接近させる様に
なるかも知れませんが、そういう時は
ユーザーが不快なリアクションをする事で
調整していきます。

…とまぁ始めの内はなかなか難しい事もあると思いますが

臨んだ文脈で望んだ答えを出す

…みたいなAIを作るには
そういうステップが重要な気がします。

何かを教えると言うより
関わり方を作っていく
ところからスタートする感じでしょうか。

また現実の物質だけではなく
AR上の仮想の物質をキャラクターと干渉可能な
アイテムとして利用すると良いでしょう。

そうする事でボールをとって来いみたいな指示が出せる
様になるので名詞は勿論、動詞の知識も
増やし易くなります。

そして第三段階としては
仮想の紙に色んなものを書いてもらいます。

まずは単純な点や線などから書かせると良いでしょう。
やり方としてはユーザーが現実、あるいは仮想の紙に
書いたものを真似してもらったり、
ユーザーが指し示した現実、あるいはAR上に表示させた
物質や写真を模写してもらったりします。

(第二段階の時点で「自分の真似をして」みたいな
指示を理解させておくと良いと思います。)

そうして認識可能な物の名前や記号の名前
などを増やしていきます。

「大きい点」とか「細長い四角」とか
なぞなぞを出す様にお題を複雑化していけば
概念や会話能力などが醸成されるでしょう。

ここまで来ると子供に勉強を
教える様にして知識を増やしていける気がします。

0~9の数字の大小を覚えさせるのに比べると
桁の概念や四則演算を仕込むのは大変でしょうが
もはや
「AIにどうやって単語の意味を教えたら良いのか分からない」
という時代・状況ではなくなっていると言えるでしょう。

そして
「表の中の数字を大きい順に並べて」
とか
「このテキストの中から○○を探して」
という様な命令をAIが実行できるようになったら
さりげにそれは表計算ソフトや文字検索みたいな
機能を実現できている事になります。

それだけでは大した事がないように
思えるかも知れませんが
言葉を理解してそれに答えるみたいな
事ができている時点で応用は無限大だと言えます。

人間が知識や経験を増やす事で
色んな事が出来る様になるのと同じで
第三段階によって出来る事は
非常に幅があります。


第四段階
AIの出力として物理的操作権を与える事とします。
例えばパソコンのマウスやキーボードを操作可能にしたり
ファイルを直接操作してデータ変更を出来る様にします。

コンピュータが保持するファイル(データ)の内容を
直接的に入力として与える方法も考えられます。

と言うかARではなく始めからコンピュータ上の
キャラクターを対象に教育を始める方法もあるでしょう。

第四段階も非常に出来る事の幅が広いと言えます。


第3段階の時点でも次に書く様な可能性が
あります。

通信機能のないAIが通信をする可能性

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?