BTSで感じていたもやもやが、ちょっとスッキリした話

今年、特に話題になったアーティストと言えば、間違いなくBTSではないでしょうか。ビルボードのシングルチャートで初登場1位の快挙を成し遂げて、グラミー賞受賞、海外の音楽番組にも多数出演と、その活躍ぶりは韓国だけに止まらず、世界中に名を知らしめる存在になりました。

私もBTSは、KPOPにまたまたハマった時から好きになりました。その時はまだここまでみんな垢抜けてないし、どちらかというとまだEXOの方がちょっと人気があったのかな、と感じるくらいでしたが、あれよあれよと言う間に人気が急上昇。音楽もラップとか、低音が特徴的なものからだんだんポップでしゃれているものに変わっていったのも、すごく鮮明に覚えています。どちらかというとメンバーの見た目よりもパフォーマンス(歌が好きだったし、ダンスも揃ってる)が好きだったのですが、BTSが好きだと言ってもまだまだあんまりいい反応をもらうことはあんまりなく、周りは嵐やキンプリ、そちらにどっぷりという方が圧倒的に多かったです。

それが、このDynamiteを気に、今までBTSを見向きもしなかった人たちがいつの間にか「BTSいいじゃん!」となり、ほかの曲や彼らのVliveの様子を語るようになって、「ああ、こんなに人気がでてすごいな、しかもアメリカでも人気があるようだし、曲もKPOPかはちょっと微妙だけど、このご時世に明るくて、曲としては好きだな〜」なんて思っていたのですが、同時にちょっともやもやとしていたのも事実でした。

好きになるきっかけはなんでもいいし、好きな気持ちを否定する気はないのですが、「BTSが最高!!」というのが、BTSしかKPOPのアイドルを知らないのにいっている人が周りには多くて、それがちょっともや〜っとしていました。他にもグループはいっぱいいるし、それぞれのグループに良さがある。そして彼らが作り上げた歴史的快挙の前にも、ちょっとずつKPOPの存在を世界に知らしめていったアーティストがいるということを見向きもせず、「BTSだけがすごい」となっているのが、ちょっと悔しかったのかもしれないです。確かに彼らが成し遂げたことはすごいし、彼らは素晴らしいアーティストだけど、彼らだけが素晴らしい!と盲目的に褒める最近好きになった人の話を聞いているのがちょっと疲れてしまったし、積極的にはパフォーマンスを見なくなってしまいました。

なんですけど、12月18日のKBS歌謡祭で、彼らがMUSIC BANKではじめて1位をとったI NEED YOUを披露したのを見たのですが、それを見たら、そのもやもやもちょっとだけ落ち着いたんですよね。よく理由はわからないのですが、周りがどう言ったって、どんなに大きな存在になったって、自分たちの原点はここなんだってのを伝えたのかな〜なんて感じて、そしてワールドワイドな存在になっても、単純に昔の曲を披露してくれたのが嬉しかったのかもしれません。あと、勝手に自分でいろいろ考えてしまったけど、私は好きなものを好きと思ってそこにエネルギーを使えばいいんだよな〜なんて改めて感じることができたからかもしれません。勝手にもやっとした感じを抱いてはいたし、別にそれがなんなんだ、というところもあるし、何言ってんだ、というところもあるかもしれないですが、ず〜〜〜っと消化できなかった気持ちが昨日スッと消化されて、また純粋に彼らのパフォーマンスを楽しむことができそうなのが嬉しいです。

それにしても年末年始、たくさんの音楽番組でアーティストのみなさんが気合の入ったスペシャルなパフォーマンスを見せてくれますが、どうしてもここにEXOとRed Velvetがいないのは寂しいですね…なんとなく締まりがないというか、どこかサプライズとかで出てくれることを期待してしまう自分がいます。EXOは難しいかもしれないけど、せめてRed Velvet…なんてちょっぴり願いながら、しっぽりと年末を過ごしたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?