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脳の仕組みに合わせる

アクセスありがとうございます。

今回は「人間の脳の仕組みに合わせる」です。

これでは何を言っているのか分かりませんね笑

先に結論を言うと、

人間の脳は狩猟採集時代から進化していないので
それをイメージして脳をコントロールしていった方が
メンタル的に良い

という考えになります。

私自身、脳について研究しているわけではありませんが
脳科学や心理学の本を読むと
何となくそんな感じがしているような気がしています。

以下、解説していきます。


人の生活形態:狩猟採集時代がほとんど


人間が現在の人の構造をして
生活していたのは250万年前とされています。
その時は狩猟採集で生活を営んでいました。

獲物を取って、その日の生活を生きる。
獲物がなければそこらに生えている植物を食べる。
それらがなくなったら移動する。

人間は安定した食料を供給する手段として
他の生物(動物、植物)をコントロールすることで
食料の調達を目指しました。

これが農耕や牧畜になります。
これらが始まったのは1万年前です。

やがて150年前に産業革命が起こります。
工業が発達し、生活様式がガラリと変わりました。
農業や牧畜をせずとも、労働をすることでお金をもらい
それによって生活できるようになりました。

戦後は産業技術の発展により家電や自動車、抗生物質が
手に入るようになります。
これにより生活の負担が減り、寿命が延びました。

現代はインターネットの普及により情報化社会が加速。
家にいても世界の人々と交流できるようになりました。

大まかにまとめると
250万年前:狩猟採集時代
1万年前:農耕・牧畜時代
150年前:産業・工業化

となります。

人間の生活形態は割合で考えれば
99%は狩猟採集時代を生きていたことになります。

1%で農耕、産業化にシフトしていったということは

脳がそれらの環境変化に対応できていない可能性が高いです。
それだけ環境が急激に変化したということです。

狩猟採集時代、何が大事だったかを考える


脳の基本的な仕組みが
狩猟採集時代から進化していないことは

そこで重要なことは何だったかを考えることで
仕組みを理解することができます。

生物としての最大のミッションは
種を残すことです。
要するに、子孫を残すために生活を維持することが
最重要とされてきました。

一番重要だったのは食料の確保です。
これを満たすために脳をフル回転していました。

一度に複数の動作を行う
マルチタスクが難しいのはここからきていると思われます。

今はネットを見れば大量の情報が溢れかえっています。
これらの情報をすべて正確に処理するのは難しいです。
狩猟採集時代にはそんなに多くの情報を処理する必要がなかったからです。

そのため、現代の人々はストレスを多く抱えることが多いです。

危険予知

生活には雨風を凌ぐ建物が必要です。
危険を察知する能力はここからきています。
これによって感情が作用していると考えられます。

大きな音に警戒することや
大きな脅威に対する恐れは
ここからきています。

脅威に立ち向かうには多くのエネルギーを必要とします。
そのため、人の集中力は本来はそんなに長く持ちません。

脳は脅威によるストレスを短時間なら持ちこたえるようにしますが
長時間続く場合は体を不調にさせて守りに入ろうとさせます。
うつはここからきています。

感情をうまく作用させることで
心と体をコントロールして生存率を上げていました。

群れで行動


人も群れを成して行動しています。
連携をすること獲物を狩りやすくなり、生存率が上がるからです。

もし群れの和を乱せば連携が難しくなるので
そのグループから追放されてしまいます。
この時代から社会性はある程度保たれていたと思います。

これらにより、
孤独は心に悪影響を及ぼすように形成されたと考えられます。
医学的にも孤独を長く経験した人は
病気のリスクが高いことが分かっています。

また、種を残すためには異性が必要です。
自分を強く(魅力的に)見せることで異性を引き付けようとしました。
そのために他よりも力がある、足が速い、手先が器用などといったことで
異性をアピールしていたと思われます。

SNSでバズらせたい欲求はこういうところからきていると思います。
要は自己顕示欲が高いってことです。



対策

これらの対策としては

やることを最小限に
(元々多くのことができない。
 やらなければならないことをなるべく減らして
 やりたいことをいっぱいやる)

運動、睡眠をしっかりと
(人も動物、動いて寝るのが一番健康に良い)

・人と交流をとる(できれば対面で)
(孤独は毒なので話をしよう)

が上げられます。

結局、人間も動物です。
脳が発達していようが生物としての範囲を超えることはありません。

ただ、幸福度を上げるという観点では
生物のミッションである種を残すこと
が最大ではないようにも感じます。

自分に合った生き方をしていくのが良いでしょう。
ただ、人間という構造上
脳の仕組みが狩猟採集時代であること念頭に考えた方が
身体がついていきやすいと思います。


今回はこの辺で。

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