台湾のお笑い最前線!お笑いライブの様子をレポート!【後編】
どうも、台湾在住、日本語で歌ってるバンド「ゲシュタルト乙女」のボーカルMikanです。
この度midizineの連載「ゆらゆら台湾」を担当させていただきました!音楽に限らず、台湾情報をゆらゆらと発信!台湾現地の最新情報、面白いことを、時差なしでお届けします。
私は日本のお笑いが好きで、【前編】では台湾でおすすめのお笑い芸人さんや、お笑いライブが見れる場所をご紹介しました。今回は実際にライブ会場に突入し、その様子をレポート!
今回訪れたのは、【前編】でもご紹介した「Two Three Comedy - 23喜劇」(台北市中山區)です!4月30日に行われた「漫才日曜日」を観ました。これはTwo Three Comedy の恒例企画ライブで、特におすすめです。私もすでに3〜4回は見に行っていて、毎回ハズレのない面白い企画で、いつも笑かしてくれます。
出演固定メンバーは漫才少爺(マンツァィシャオイェー)、菜冠雙頭(ツァイグァンシュアントウ)、台湾で歌ネタとコントをする紅一点の怡岑(イーツェン)、海放小子Have Funのハームー(哈姆)、乾拌麵(カンバンミェン)の夏普(シャープー)。番組の前半は順番にネタを演出して、後半はゲームで観客と一緒に盛り上がっていく仕組みです。
チケットの購入方法
「Accupass」というサイトで最新のイベント情報をチェックし、こちらでオンライン購入できます。Facebookのアカウントでもログイン可能です。
購入が完了したら、携帯でアプリをダウンロードし、ログイン。チケットのQRコードが表示します。
決済方法は多彩で、Line Payや、ファミリマートでの支払いも可能です。
アクセスは、台北MRT中山駅から徒歩10分、雙連駅からだと徒歩12分。
ほとんどの場合、19:30入場、20:00開演、21:30頃終了となっているので、会場入りする前に晩御飯を食べておくのをおすすめします!
ライブ前の食事ならここ!Two Three Comedyに行く途中にある、美味しいお店
雙連駅から行くのであれば、水餃子専門店の「高記水餃」に是非立ち寄ってみてください!!
中山駅からなら、Two Three Comedyの斜め向こうにある「高家莊」というお店がとてもおすすめ!台湾B級グルメの「ミータイムー(米苔目)」が食べられます。蒸したお米をすりつぶして作った麺で、もともとは客家文化から生まれた麺料理です。もちもちした食感は日本のうどんに少し似ています。また、同じく斜め向こうに、台北ではお馴染みのファーストフード「ディングワーグワー(頂呱呱)」があって、この機会に試してみても良いですね!
Two Three Comedyでのライブレポート!
Two Three Comedyでは、食べ物の持ち込みは禁止となってますが、店内では簡単な料理も提供されており、トルティーヤ・チップスは特に美味しくておすすめです。
チケット価格は、単独ライブ以外のイベントだと、大体300〜400元。ドリンク付きで、ジントニックやビールなどのアルコールも選べます。ノンアルコールだと炭酸水やコーラ、水などがあります。
入口から地下一階へと続く階段があります。
右側に最新の番組リストが掲載してあります。
18:00に営業開始となり、スマホでQRコードを表示し、スキャンしてもらうと整理券がもらえます。整理券をゲットしてからご飯を食べに行っても良いですし、店の中で待ってもOK。しかし、良い席(前列)を確保したかったら、是非早めに来場してください!
この日一番最後列の高い椅子に座ったシーンはこんな感じです!!
開演前から人がいっぱいで会場はぎゅうぎゅう詰めでした。
大音量で流れる開演前のBGMは、よく知っているJ-POPソングが多いです。ORANGE RANGEの『イケナイ太陽』、感覚ピエロの『拝啓、いつかの君へ』、椎名林檎の『NIPPON』など、日本文化が好きな人からするとすごく親近感があって、選曲センスいいな!と思いました
最初の出演は「漫才日曜日」のために組まれた限定コンビ。
ハームー(哈姆/左、ボケ)とシャープー(夏普/右、ツッコミ)です。
トークのリズムがゆるやかで圧迫感がなく、漫才内容から人柄の良さが感じられて、気持ちのよい優しい漫才です。内容的にオープニングアクトに相応しいです!
続きまして、最近「漫才日曜日」のレギュラーメンバーとして加入した紅一点、イードンツェンバオ(移動岑寶)の怡岑(イーツェン)です!
自作オリジナルソングで日常の出来事をネタにするのが特徴です。女性や一般人の視点で共感を生むネタを作る、才能あるピン芸人で、人気上昇中です!
普段はアコースティックギターと歌でライブしますが、今回は音源と字幕で自身の歌ネタを披露しました!直球系で、すぐ心に届くネタで素晴らしかったです。
こちらは演技力と表現力抜群のコンビ、菜冠雙頭(ツァイグァンシュアントウ)です!
今回は以前にも披露されたネタだけど、彼らが場数を重ね、試行錯誤を繰り返したことでたどり着いたダジャレネタです!誇張した大声と動きでわかりやすく、みんなを楽しませてくれました。
最後の一組は吉本興業所属、レギュラーメンバーの中では先輩的立ち位置でもある、台湾の住みます芸人、漫才少爺(マンツァィシャオイェー)です!台湾の日常、地名や流行の話題を取り入れた、日本人による「台湾式」漫才を披露。台湾で生活しているからこそ表現できるポイントが多く、ネタの中で台湾語も聞けるので、台湾人からするとびっくりです。
各出演者がネタを披露し終えると、今度は、観客と一緒に盛り上がっていくパートに入ります!
メンバーの1人だけが楽曲の歌詞を見て、見れない人たちに動作だけでその内容を伝えて、曲名を当てるゲームなどをします。
母の日をテーマとして意識した今回の「漫才日曜日」では、
最後に漫才少爺のボケ担当、三木が台湾語の楽曲『媽媽請你也保重』(日本で『俺らは東京へ來たけれど』に訳された曲)を披露しました!
台湾の観客のために、頑張って台湾語の歌詞を覚えてきた姿にとても感動しました!
タイムテーブルの組み方はちょうど良く、最初から最後まで、涙が出るほど爆笑して、本当に悩みを忘れるくらい楽しかったです。
お笑いの現場からは以上でした!
台湾のお笑いはまだ進化している最中です。芸人さんが努力している姿を観ると、とても応援したくなりますし、もっと台湾のお笑いの良さを広めていけたら良いなと思います。台湾に来た際は、是非とも劇場まで応援しに行ってください!
以上、ゆらゆら台湾 vol.6 「台湾のお笑い最前線!お笑いライブの様子をレポート!【後編】」でした!
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