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スーパーハイパーエモーショナルエブリデイ -センチメンタルの入口オータム号-

風に振り向いて秋だとはっとする自分の感性がずっと好き

埃っぽい昇降口で 君の「お大事に」を奪い取って逃げた

家でくらい仕事のこと忘れたいと 思う時点でもう負けている

ラブレターを時候の挨拶で始める そんなところも好きだった

長文で悪口を書く力があるのならもっとクリエイトできるはずだよなんて教えてあげないよ

シーツかえた日に限ってソファで寝ちゃうような人生

情がない人間なの さっき別れ話した部屋に綾鷹忘れた

心配をかけないようにと吐く嘘が重なってもう君が見えない

早くなる日暮れ 早くなる下校時間 ライトを点けて少し重くなるペダル

恋をして息ができないって本当に息ができないんだなと知ったのは二十歳過ぎてから

後ろの席のあいつが好きだってよなんて教えてくれなくてよかった プリントを回すとき後ろ向けないじゃん

カブトムシに夏舞男(カブオ)と名前をつけてた夏

見つめていると勘違いされた ツーブロックの仕組みを観察してましたなんて言えなくて

お腹が空いたかもしれない 眠いかもしれない もう少し生きてみたいかもしれない そのくらいのノリで良い

今こそいちばん大きなどんぐりを見つけて褒められたい

ぶどうの食べ方ひとつで 違う道を生きてきたって証明される日々が嫌いじゃないよ

「ここからここまで全部ください」って言えても幸せになれない気がする根っからの庶民

むかごを拾って 銀杏を拾って 栗を拾って さつま芋を掘っていた秋に この先また出会えるのかな

暇つぶしにコインランドリーに行きすぎて 洗濯物がもう尽きた

きこえてる?君にきかせるために強めに落ち葉を踏んでるんだよ

自分のこと好きと嫌いが交互にやってくるから 右肘と左肘交互にみてる

あの頃から私は女優だった 今となっては謎イベントの童話発表会





ゆっくりしていってね