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バ◯ボ持ってる?今すぐ捨てな?

バ◯ボという乳児用の椅子は人類の間違った発明である。この世に存在してはいけない。

強い言葉を使ってすみません。でも誰になんと言われようと、私はそう主張します。セラピスト仲間には、あれは人権侵害だとまで言う人もいます。

まず、どのような椅子がご存じですか?赤ちゃんの足を投げ出したように座らせる形状の椅子です。

1. 発達に悪影響を与える可能性がある

バ◯ボ椅子は、赤ちゃんを座らせるためにデザインされていますが、その形状とデザインは、赤ちゃんの自然な発達プロセスに悪影響を与える可能性があります。赤ちゃんは、本来、自分の筋力とバランス感覚を使って徐々に座る能力を獲得していくものですが、バ◯ボ椅子はこのプロセスを飛び越えてしまいます。これにより、赤ちゃんの筋力や体幹の発達が遅れる可能性があります。

2. 安全性に問題がある

バ◯ボ椅子には、過去に多くの安全性に関する問題が報告されています。特に、高い場所に置かれたバ◯ボ椅子から赤ちゃんが転落する事故が多発しています。これにより、重大なケガを負うケースもあります。メーカーはこれに対して改良を行いましたが、根本的なデザインの問題が残っているため、依然として安全性に対する懸念が拭えません。

3. 利用者の誤解と誤用

多くの親は、バ◯ボ椅子が安全で便利な育児アイテムだと思い込んでいます。しかし、赤ちゃんの正常な発達にとって有害です。例えば、長時間座らせることで、姿勢の悪さや筋肉の緊張を引き起こすことがあります。また、親がバ◯ボ椅子に頼りすぎることで、赤ちゃんとのコミュニケーションや床での遊びの時間が減少し、全体的な発達に悪影響を及ぼす可能性があります。

以上の理由から、バ◯ボ椅子は赤ちゃんの健全な成長と発達を阻害する可能性があるため、人類の間違った発明と言えるでしょう。この椅子が存在し続けることは、赤ちゃんとその家族にとって多くのリスクを伴います。

特に食事の際の姿勢や座り方には注意が必要です。

離乳食を食べさせるときに大切なことは足の裏(特にかかと)を平らな面につけること。

なぜなら、そうしないとアゴが正常に発達せず、歯列が悪くなるから。
その他のメリットは以下の3つ。

1. 体のバランスが取れる

足の裏をしっかりと平らな面につけることで、赤ちゃんの体全体のバランスが取れやすくなります。体が安定していると、赤ちゃんは上半身や頭を正しい姿勢で保つことができ、食事中に余計な筋肉を使わずに済みます。これにより、食べることに集中しやすくなり、スムーズに離乳食を進めることができます。

2. 嚥下(えんげ)がしやすくなる

足をしっかりと平らな面につけて体を安定させると、舌や口、喉の筋肉が正常に機能しやすくなります。これは、食べ物を嚥下する際に重要です。正しい姿勢で座ることで、食べ物が口から喉、そして胃へとスムーズに流れやすくなり、食べ物を誤嚥するリスクも減少します。安全かつ快適に食事を進めるためには、足の裏を平らな面にしっかりとつけることが大切です。

3. 健全な消化を促進する

正しい姿勢で座ることは、消化器系の働きにも影響を与えます。足の裏を平らな面にしっかりとつけることで、赤ちゃんの消化器系が自然な位置に保たれ、食べ物がスムーズに消化されやすくなります。不安定な姿勢で食事をすると、胃や腸に負担がかかり、消化不良や胃もたれの原因となることがあります。健全な消化を促進するためにも、正しい姿勢で食事を摂ることが重要です。

これらの理由から、離乳食を食べさせる際には、赤ちゃんの足の裏(特にかかと)をしっかりと平らな面につけることが重要です。これにより、アゴの正常な発達や歯列の健康だけでなく、全身のバランス、嚥下のしやすさ、消化の促進といった多くのメリットが得られます。

私が選んだ椅子はこれ。食事の際に、足の裏をつけることを第一に考えました。高さを細かく調整でき、ベルトもあって転落を防止します。色のバリエーションもたくさんあります。
輸入品を日本国内の会社が検品し、パーツを揃えて梱包して送ってくれました。組み立てはわかりやすい説明書を読みながら、30分ほどで完成。

今後、身長が伸びても長く使用できます。骨が発達する成長期の間は、常に足の裏を床につけて座ることを意識させることをおすすめします。

現在出産祝いをお考えの方は、バ◯ボは選択肢から外してくださいね。

もうすでにバ◯ボを使用して、幼児期、思春期に入ったお子さんがいる方は、姿勢や顎の発達、歯列のチェックをしてみてください。舌の位置も重要です。

舌の位置の詳しいお話はまた別の投稿で。

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