ガチで読書感想文書いてみた
やっぱりー、
自分が信じた「おもしろい」を共感してもらえたら、
うれしいやん?
🧜♀️「同意する。」
今週末までに「短編」を一本投稿するとnoteにて明言しました。そのつぶやきに、わたしの敬愛するおはなし作家「捨て鉢」さんがなんとスキ😘を推してくださいました。
まことにありがたいことだと思っています。わたしの「短編」の投稿を、喉から手が出るほど待ち望んでくれているのだと、拡大して受け取りました。期待してくれてるのでしょう。
あのー、残念なことに〜。
今週わ!
短編小説
書けませんでした!😫
まあ、「短編」としか言ってないし?
短編小説とは言ってないし?
短編エッセイを書く意図でつぶやいたのかもしれないし?
来週末までに「短 編 小 説」を一本投稿します!!
言ってやったぞ!🔥
前置きをほどほどにして。
森見登美彦著「シャーロックホームズの凱旋」を読んでいきたいと思います!!
ゴリゴリネタバレします!!
わたくし、くにしげと一緒に
一章ずつ読んでいきましょう。
一章読み終えたら、この記事に戻って頂き感じたこと・考えたことを分かち合いましょう!!
メモ帳変わりにコメント欄を使っていただいてもOKです🙆
といいつつも。
あのですね、
物語の質が非常に高いわけで
ありまして。
没頭して耽れば
それに越したことは
ないわけで
ありまして。
何が言いたいかと言うと、
くにしげ抜きに物語を楽しめるのであれば、この記事は読んでいただかなくて構いません!👊
わたしはみなさんと一緒に、森見登美彦の著作を楽しみたいだけなので。
・本を用意することができない
・長編小説を読む時間がない
そんな方々も含めて、みんなが楽しめるように工夫して感想文を書いていこうと思います!!🔥
🧜♀️「ゆっくりしていってな」
それでは、よろしくお願いします!!❤️🔥
疑問その1:
本の帯に、黒地に金色の文字でこう書かれていました。
「舞台は、ヴィクトリア朝京都」
ヴィクトリア朝京都?
当然知ってるでしょと言いたげに紹介されてますが、なんですか、ヴィクトリア朝京都って。
歴史に詳しくないので調べてみました。「ヴィクトリア朝」とは、ヴィクトリアという名の女の子がイギリスを統治した時代のことを指すそうです。そしてかの名探偵シャーロック・ホームズが活躍した時期と重なるのだとか。
その時代を西暦で表すと、1837〜1901年となるそうです。つまりは
ドユコト?
🧜♀️「俺は完読したが、ヴィクトリア朝京都の真の意味をわかっている確信はもてないな。」
完読してもわからないと、人魚も言ってます。
まだ一文字も本文を読んでいないので、読み進めながら一緒に意味を考えていきましょう。
紹介が遅れました。
こちら人魚です。
🧜♀️「よろしくどうぞ」
くにしげの中の人です。
くにしげの中の人は、日本海の奥深くで魚たちとぷかぷか遊泳生活を送っています。
そんなわけ無いだろって?無きにしろあらず。そう、アリエール。なんつって
プロローグ
「洛中洛外」「寺町通」「祇園祭」「下鴨神社」
等の言葉が文中に散らばっています。
このことから、土地的舞台は京都で間違いないと考えます。
🧜♀️「洛中、とは京都の中心市街地を指す言葉で、その範囲は厳密に定義されていないのだとか」
京都在住でなく、さらには西に出向いたことすら無い私がなぜ京都の地名や行事について知っているのか。
🧜♀️「森見登美彦氏のファンだからだろう」
そうですー、
わたしは森見登美彦先生の本が大好きなのです。
もりみ とみひこ、と読みます。
難読漢字LvMAXです。
モリミーは京都を舞台にした小説をいくつも書いておられます。
黒髪乙女後輩と鬱屈大学生先輩が洛中洛外を波乱万丈する恋物語「夜は短し歩けよ乙女」
京都のとある書店での出会いから端を発する、奇書「熱帯」の正体に迫る冒険譚「熱帯」
モリミーの小説を次々と読んでいくにあたり、京都の地名や風土に関する語彙を知っていきました。
🧜♀️「プロローグの後半にこんな1文がある」
🧜♀️「完読した後、物語の全容をつかめている実感が持てなかったため、かいつまんで再読した。
その際引っかかったのがこの一文。
正直、すべてを表してる。この一文が。物語の構成を」
🧜♀️「適切なタイミングで、この一文がどういう意味を持つのか解説したいと思う。
長々とすまない。
くにしげと読書を楽しんでくれたまへ」
第一章 ジェイムズ・モリアーティの彷徨
まず真っ先に「彷徨」の読みと意味を調べましたわ。
ほうこう、と読み「さまよい歩くこと」を意味するのだそうです。みんな知ってた?
疑問その1に付随して思ったことなのですが、
日本の京都に住む住人の名前が、なぜ英名なのでしょうか。
寺町通221Bに居を構える名探偵シャーロックホームズ、とか。住所の表記もなんかおかしいですよね。
読者の裁量で、登場人物の容姿を各々が想像し設定できるのが小説の良さだと思います。
わたしは、鼻筋の通った色白の英国人に設定して読み進めようと思います!🕵🏻♂️
🧜♀️「視覚的情報や言語情報など、全ての情報を紙面の活字で伝えるからこそ、このような違和感を残しつつも物語を成立させられるのだと思う。漫画や映画ではできない、小説ならではの表現特性と言える」
ホームズの助手であるワトソン。ワトソンの妻メアリが、ろくに探偵業もせず堕落したホームズを「あの人」呼ばわりする様。おもしろいですわぁん。
🧜♀️「たしかに、昔は親密な関係だったものの、複雑な事情から心の距離が空いてしまった人を「あの人」と呼ぶことってあるよな」
メアリが用いるホームズの呼び名が、ホームズがスランプに陥るにつれて「ホームズ先生」から「ホームズさん」に変わり、そしてついには「あの人」へと変わってしまいました。
仕方ないっちゃないですよね。ワトソン夫婦の生計を立てる手段が、もっぱら探偵ホームズの才能に依存していたのですから。「スランプ」と言い張り探偵業を行わないホームズを憎ましくおもえてくるのも当然です。「あの人」の一存で、現実問題、夫婦の生命線が絶たれてしまうのですから。
プロローグにて、名探偵ホームズがこんな呟きをしています。
🧜♀️「Twitterみたいに言うな」
この小説は、
何らかの原因で失われた、探偵ホームズの才能を取り戻す物語なのだと思いました。
ジェイムズ・モリアーティとは、まあ、なんやかんやありましたね。
なんやかんやあって、ホームズとモリアーティは意気投合し、寺町通221Bの一室で「負け犬同盟」を組み、互いのスランプの深刻さを舐め合いながら無益にぐうたらするようになりました。
第二章 アイリーン・アドラーの挑戦
ホームズの才能回帰を願い、助手のワトソンとホームズの住む下宿、寺町通221Bの大家ハドソン夫人は、高名な霊媒師を頼りに行きました。
霊媒師は40代後半の女性で、「ギョロリとした大きな目と、角張った大きな顔をしている」と説明されていました。
モリミーのチャーミングな語り口が出ましたね。モリミーは擬音の使い方がめちゃくちゃ上手い。
🧜♀️「登場人物とごっちゃになるから、森見氏をモリミーとカタカナで呼ぶのやめれ」
ワトソンらはスランプの原因を解明するべく、ホームズに断りなく霊媒師に相談しに行きました。
霊媒師は水晶を用いて相談に応えました。まるい水晶の中に、淋しげにたたずむひとりの少女が浮かび上がりました。霊媒師曰く、この少女が「スランプの原因」だとか。
なるほどねぇ〜。
相談を終え満足気に帰路に着くワトソンら。寺町通221Bには、例の如く「負け犬同盟」の2人が自身のスランプを話のタネにだらだらと駄弁っていました。
それとなく、ワトソンは水晶に浮かんだ少女について、ホームズに探りを入れました。探偵としての鋭い勘が働いたのか、ワトソンらが霊媒師に相談を持ちかけたことをホームズは見抜きました。
ホームズは激昂しました。
霊媒師のパトロンである貴族との間にいざこざがあり、痛い目にあった過去をもつホームズ。また、誇り高く名探偵としての自負もあるが故にひとしお怒り狂ったのでしょう。
「心霊主義なんぞに頼れるか。」
ホームズはこう言い放ちました。
🧜♀️「怒る理由も分からなくもないな。事実、ホームズは才能を取り戻したいとは一言も言っていない。おせっかいだと感じたのかもしれないな」
ひょんなことに、新生探偵アイリーン・アドラーとホームズは対決をすることになりました。事件の解決数を競い、勝った方が「名探偵」の称号を得るのだとか。
ホームズは対決に受けて立ったものの、依然として事件を解決する素振りを見せません。
🧜♀️「ここで注目したいのは、ワトソン君の側である。スランプの原因を追求すべく奔走したものの、ホームズに勝手なことをするなとブチギレられてしまった。
しかしワトソン、引き下がる訳にはいかない。なぜなら妻メアリとの生活がかかっているから。
ワトソンにとって、探偵対決が始まったことは思わぬ幸運だったのだ。
名探偵ホームズの助手として、事件解決の協力に尽力するのは当然の沙汰である。対決の始まりが意味するのはつまり、ホームズのスランプ解消を導く、公の理由ができたということだ。物語の新たな筋ができた、と言っても良い。
私的な理由にとどまっていたから怒られた訳だ。ホームズの意思で始めた対決なので、言質を引き合いに出せば、ワトソンはいつでも自身の行動を正当化することができる。事件解決の協力をする体で、スランプの解消、スランプの原因究明をのびのびと行えるようになったのだ。
こうしてワトソン君は、期せずして動きやすくなったのだと思う。」
スランプを解消させるにはどうすれば良いか考えるワトソン。胸裏に、水晶玉に映る淋しげな少女が浮かびました。あの子は一体だれなのか。
ワトソンはこう推測しました。あの少女は、ホームズが過去の事件にて何らかのかたちで関わった者に違いない、と。
ワトソンは動き出しました。ホームズが関わった過去の事件記録を洗いざらい調査しました。
すると、怪し気な、一冊の古びたノートを見つけました。そのノートには「マスグレーヴ」家に起こった奇妙な事件が記されていました。
第三章 レイチェル・マスグレーヴの失踪
おもしろくなってきたねぇ!!
この「旦那様!」が頭の中で延々と
こだましてます。
さぞかし裏返った声音だったのでしょう。
あのー、
なんか知らないけど
ホームズが失踪しました。
🧜♀️「章のタイトルにレイチェル・マスグレーヴの失踪とあるにも関わらず、まっさきにホームズが失踪を遂げるあたりがとても愉快だ」
ワトソンが従事する診療所に、一通の電報が届きました。「負け犬同盟」のモリアーティから、ワトソン宛に送られた電報です。
内容は、簡潔にして最悪。
ワトソンは、ホームズの居場所を突き止めるべく思考を巡らします。
ワトソンはとあることを思い出しました。隠居生活への憧れを、ホームズはたびたび語っていたのです。
竹林に庵を結びたいとホームズが語っていたことを、ワトソンは思い出しました。
そうしてワトソンは、マスグレーヴ家の領内にある広大な竹林へ足を運ぶことを決意しました。
🧜♀️「森見ワールドで度々登場する「竹林」という言葉。「美女と竹林」なんて著作もあったりする。森見氏にとって、竹林は思い入れのあるモチーフだったりするのだろうか」
竹林にて、梢の上の方で、おしりをゆさゆささせるホームズの姿が見えました。ワトソンらが迫ってくる気配を察して、身を隠そうとしたのでしょう。
ワトソンの推測通り、ホームズは探偵業を放り出して竹林の片隅で隠居しようと覚悟を決めた様子でした。
で、なんやかんやあって、レイチェルはヴィクトリア朝京都に帰ってきて、身代わりとなったモリアーティは「東の東の間」に囚われてしまいました。
はい。
第四章 メアリ・モースタンの決意
モリアーティを救うべく、ホームズとワトソンは「東の東の間」にて異世界転生しました。
第五章 シャーロック・ホームズの凱旋
な に が お き て い る
あぁ、なるほどね
エピローグ
はい?
????
?、
?!?!!
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4000字以内で終える、短編小説投稿の代わりの短編エッセイ執筆のつもりがここまで長々と書いてしまった理由としてあげるならば、ひとえに読者を楽しませたいという願望から演繹されます。
今週末までに一本投稿すると言ってしまった自分にも落ち度はあります。
🧜♀️「むしろそれだけだろ」
500ページ近くの長文を読ませておいて、なんだこの読後感の無さは!
メタメタすぎる!!
メタメタメタメタメタ、メタァあぁア!!!
第四章までがロンドンのワトソンが執筆した手記であることは分かりました。そしてロンドンの世界が崩壊したのは、単なる偶然に過ぎないことも分かりました。(偶然なの?誰か教えて)
わかり辛えから、
謎は全部解消して終えてくれ!!
余韻を残そうと、謎をひとつ残すな!!
そのひとつの謎は何かというと、なんで日本にヴィクトリア女王がいるんだって話だってばよ!!
日本にある、王立司法裁判所って
なんだってばよ!!
もう「ヴィクトリア朝京都」からずっと
意味わからんわ!!
言い過ぎました。
第5章からまじで分からなくなりました。
全ては疑問その1に集約されます。
ヴィクトリア朝京都?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
後味悪くてすいません。
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