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海外の人はエスニックでエキセントリックなものにしか興味が湧かないよね、という話

オリンピックのトライアスロンやスポーツクライミングの競技中に映り込むお台場のガンダムが海外の中継で話題になってるというニュースがありました。

「トランスフォーマーだ」と言ってしまった海外メディアの方が、「ガンダムやでー」と(海外のオタクの人から)総ツッコミを受けたという話も面白いなーと思って見ていました。

海外でウケる日本の〇〇、みたいなものってなんだろう?と考えることが時々あるのですが、僕が面白いと思うものは総じてこのガンダムみたいな海外の人から見たら「ウソだろ!?」「頭おかしいんじゃないの!?」と思うようなことを野面(のづら)でやってしまうマインドだったりして、そういうものはまだ他にもあるんじゃないか?と思っています。

僕が海外旅行でインドのムンバイに行った時に感じたことなのですが、基本的に都市が持っている雰囲気といのは東京もインドも大して変わりがなくてあまり興味がそそられませんでした(おおっ!と思ったのは凱旋門ぐらい)。

一方、田舎に行けば行くほど日本とは全く違う景色や風土風習、価値観、そして人間と触れ合うことができたので、その都度びっくりすることも多いのですが、”日本に帰って色んな人に話したい”と思う出来事が多かったのは圧倒的にローカルな地域でした。

日本に転じて考えてみても、過去に世界を驚かせたものの多くは海外の人が真似することができないエスニックやエキセントリックなものばかりだと思っていて、映画で言うところのグロ描写、マンガやアニメにおけるオタクカルチャーなど、日本国内においても最初は”どうかしてるんじゃないの?”と忌避や倦厭の対象となるものほど海外の人には興味を持ってもらいやすいんじゃないかな?と思っています。

この先の仕事で、”海外でウケた日本の〇〇”というものに携わってみたいという野心があるので(主にエンタメ分野で)、常にその手の話に関心を寄せていて、今回のニュースも”ふむふむなるほどやっぱりな”と思ってみていました。


オリンピックの開会式も当初のプランはその意味での”野心”を感じさせる布陣であったり、後に明らかになったMIKIKO先生のプランだったりしたので本当に残念です。

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