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絵本のような世界観で表現する、mipig cafe の店舗デザイン。マイクロブタさんのおうちをご紹介します!

こんにちは、ピグ姉の北川です。

mipig cafe(マイピッグカフェ)は、2023年11月オープンの「イオンモール広島府中店」で、10店舗目を迎えることができました。そして、2024年2月現在は、11号店池袋サンシャインシティ店、12号店原宿竹下通り店のオープン準備中です。

私たちが店舗拡大を通して目指すのは、マイクロブタさんとオーナーさんの、暮らしやすい世界の実現です。

マイクロブタさんに対応したペット保険や動物病院の数はまだまだ少ない現状があります。少しでも多くの人たちにブタさんの魅力を知ってもらい、犬や猫のように身近なペットになることで、周辺サービスが充実する未来を描いています。

今年2024年3月には、1号店の目黒店が5周年を迎えます。今回は私たちがこだわってきた「店舗デザイン」に注目して、mipig cafeの各店舗をご紹介します。絵本のような世界が広がる、マイクロブタさんのおうちをお楽しみください!

mipig cafe 目黒店(1号店)

屋根裏部屋をイメージ(mipig cafe 目黒店 4階)

<2019年3月1日OPEN>
mipig cafe 目黒店

mipig cafeは、ブタさんが本来持っている、“ペットとしての才能を知ってほしい”という想いから、オープンしました。

世の中の大多数のブタさんは、経済動物として役割を果たすブタさんで、「臭い・汚い」というネガティブなイメージを持たれていることが多いため、一人でも多くの方に、mipig cafeを通じて、ブタさんの魅力を感じてもらえるよう、温かく、居心地良いひとときを提供できるよう、1号店の内装は『一般家庭で暮らすブタさん』をイメージしました。

オープン翌日の2019年3月2日に、TBSテレビ『王様のブランチ』で紹介されたことを皮切りに、その後もニュース媒体を中心にメディア露出が増えるように。目黒店は連日満席で、運営を通してお客様の傾向もつかめてきました。

大きな発見は、想定外にインバウンド(海外からの観光客)が多かったこと。日本のお客様が来店予約できなくなるほどの勢いでした。

mipig cafeは、マイクロブタさんをペットとして飼っていただくための「お迎え」を目的としています。世界中の人にmipig cafeを知ってもらえる喜びがある反面、戸惑いもありました。

そこでオープンさせたのが、インバウンド向けの「原宿店(2号店)」でした。

mipig cafe 原宿店(2号店)

藁・木・レンガの個室とフロア(mipig cafe 原宿店 フロア風景)

<2019年11月8日 OPEN>
mipig cafe 原宿店

お客様の対象を海外からの観光客に絞ったことから、非言語で伝わるコミュニケーションを意識した店舗デザインを考えました。

1店舗目を運営する中で、SNSをきっかけにmipig cafeの存在を知ってくれる人が多いことがわかっていました。小さなお子さまの来店も多いことから、浮かんだのが「絵本」というキーワードです。

絵本の世界へ入り込む大きな木(mipig cafe 原宿店 外観)

絵本のストーリーは世界共通。子どもの成長を育む力もあることから、絵本をコンセプトに店舗デザインすることを決めました。

2号店の立地は原宿に決定。世界に日本のカルチャーを発信する原宿は、インバウンド向けのmipig cafeとしてもぴったりです。『3匹の子ぶた』をモチーフにした世界観で、SNSにも映える内装にこだわりました。

mipig cafe 大阪店(3号店)

大きなクッキーがメインビジュアル(mipig cafe 大阪店 Aフロア)

<2020年9月18日 OPEN>
mipig cafe 大阪店

3号店は大阪です。モチーフは『ヘンゼルとグレーテルのお菓子のおうち』。大阪にある観光名所、道頓堀のグリコサインをヒントにしました。

お菓子のおうちの壁画(mipig cafe 大阪店Aフロア)

ここでも意識したのがSNSで注目が集まるデザインです。メディアでの紹介とSNSによる口コミが、mipig cafeのプロモーションとして確立した時期でした。

こうした背景から、mipig cafeへの来店促進を目的とした広告を実施しない代わりに、内装に注力をし、描きたい世界観を存分に表現できるようになりました。

mipig cafe イオンレイクタウン店(4号店)

ブタさん以外の動物も登場(mipig cafe イオンレイクタウン店 フロア)

<2021年4月3日 OPEN>
mipig cafe イオンレイクタウン店

mipig cafeとして初の商業施設内の店舗が、埼玉県越谷市にある「イオンレイクタウン店」です。ファミリー層の来店が多いだろうと予想し、かわいらしさを重視したやわらかい感じを意識しました。

大きな木があるお迎え相談室

モチーフは『ブレーメンの音楽隊』。私(北川)が幼稚園生の頃、お遊戯会でブレーメンの音楽隊を演じた思い出があったことから、内装に反映させました(笑)。

mipig cafe 福岡店(5号店)

メインビジュアルは時計(mipig cafe 福岡店 フロア)

<2022年2月3日 OPEN>
mipig cafe 福岡店

九州に初出店!モチーフは『不思議の国のアリス』です。店舗数も増えてきたことから、SNSの投稿写真をパッと一目見た瞬間に、どこの店舗かわかることが大切だと考えるようになりました。

お城がお迎え相談室

ポイントは「mipig cafe」のロゴマークです。そこで、物語に出てくる「時計」が相性が良さそうと思い、内装のコンセプトにしました。

mipig cafe モゾ名古屋店(6号店)

巨人のおうちをイメージした店内(mipig cafe モゾ名古屋店フロア)

<2022年4月15日 OPEN>
mipig cafe モゾ名古屋店

6号店は弊社代表が温めていたモチーフ『ジャックと豆の木 』です。
店舗の天井が高いことから、空に伸びていく豆の木がピッタリでした。

大きな豆の木が目印の外観

内装は「巨人の家の中」をイメージし、外装に豆の木のデザインを施しています。

「名古屋に出店してほしい」というお声を多数いただいていたこともあり、mozo ワンダーシティへの出店を決めました。

mipig cafe 京都店(7号店)

竹取物語の象徴となる月がメインビジュアル(mipig cafe 京都店 1階)

<2022年10月7日 OPEN>
mipig cafe 京都店

関西圏で2店舗目となる「mipig cafe 京都店」を、7店舗目としてオープンしました。

デザインは京都のイメージから『竹取物語』をモチーフに採用。メインビジュアルには「月」を使い、情緒あふれるデザインでしつらえました。

京都らしい和風テイストな外観

カフェの来店者数は累計50万人を突破し、TVやSNSでマイクロブタさんの話題は引き続き盛り上がりを見せていた時期です。

mipig cafe イオンモール札幌発寒店(8号店)


小人のおうちとリンゴが目印な外観

<2023年4月 20日OPEN>
mipig cafe イオンモール札幌発寒店

北海道エリアでの初出店!『白雪姫』をモチーフにしました。コンセプトは「マイクロブタさんと、こびとのおうち」です。

ビジュアル面では、物語のなかでも象徴的な「鏡」と「リンゴ」を描きました。

店内には大きな鏡(mipig cafe イオンモール札幌発寒店 フロア)

「mipig cafe イオンモール札幌発寒店」の立ち上げには、現・大阪店店長の守谷さんが奮闘してくれました。その時のエピソードが記事になっていますので、もしよろしければ併せてご覧ください。

参考:【社員インタビュー】入社から3年。絶対に転勤はしないと決めていた私が、全国を飛び回るようになったお話

mipig cafe イオンモール幕張新都心店(9号店)

まるで船内にいる気分(mipig cafe イオンモール幕張新都心店 フロア)

<2023年4月21日 OPEN>
mipig cafe イオンモール幕張新都心店

千葉県の幕張エリアは海があるので、「マイクロブタさんと海賊船」をコンセプトに店舗デザインを考えました。

これから海賊船へご案内する入口(mipig cafe イオンモール幕張新都心店 外観)

デザイナーさんと打ち合わせの前週頃に、オンエアされていた金曜ロードショーで『パイレーツ・オブ・カリビアン』からインスパイアされました(笑)

mipig cafe イオンモール広島府中店(10号店)

はちみつが散りばめられた店内(mipig cafe イオンモール広島府中店 フロア)

<2023年11月9日 OPEN>
mipig cafe イオンモール広島府中店

記念すべき10店舗目は「イオンモール広島府中店」です。広島県はレモンが有名なので、そこから「はちみつ」を連想しました。モチーフは児童小説『クマのプーさん』です。

入口の大きな木が目印(mipig cafe イオンモール広島府中店 外観)

今後のmipig cafe に期待して!

今回、店舗デザインを振り返ったことで、あらためて気づいたことがあります。

「こんな空間を作りたいな」と企画や設計は考えるものの、それはお客様がいて初めて実現できるということ。マイクロブタさんに興味をもってくれた方々が、安心安全に遊べる、居心地のよい場所を作ることが私たちの仕事なのだと実感しました。

先日、AP通信社の取材を受けていた際に、「mipig cafeの空間は、国籍関係なく、みんな笑顔になっていて、本当に素晴らしい」とおしゃっていただきました。世界では戦争があったり、悲しい出来事も起こっていますが、せめてこのmipig cafeの空間だけは、これからもマイクロブタさんの魅力をお伝えしつつ、お客様には楽しい時間を過ごしてもらえたら嬉しいです。

ぜひ一度、mipig cafeに足を運んでみてくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうござました。

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取材協力:株式会社ソレナ

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