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【EM試作①振り返り】オンライン演劇の敵はGoogleのAIなのかもしれない

4/29に配信したオンライン演劇『(ある・非・日常)の出来事』稽古中に起きたちょっとした事件のログです。

ざっくりとした配信方法まとめ

詳しくはまたインフラ担当からまとめて公開したいと考えているのですが、今回の配信は、キャストと配信班の最小メンバーがいるzoomグループから、zoom有料アカウントの公式機能でYouTube Liveに配信する方式を採用しました。配信方法については調べればたくさん出てきます。

YouTube Liveで配信をすることに手間や都度の料金が発生しないので、稽古中常に限定配信を常にして、アーカイブを残していました。
役者と演出からは、稽古の振り返りの際に大変役に立ったという意見をもらっています。特に、舞台でやるような演劇に対して記録動画がそのまま本番の見え方になるため、見え方をより把握でき表現を詰められるという気づきが出ていました。

稽古中のライブ配信強制終了…?

このように配信テストとアーカイブため常に限定配信をしながら稽古をしていたのですが、稽古の休み時間でおやつタイムをしていたとき、

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という報告と、削除直前の写真が…??

そしてその日の夜、演劇をご覧いただいた方は最後の海苔を炙るシーンを思い出していただきたいのですが、あの演出はもともとじゃがりこを炙らせようとしていて、これもやった瞬間に強制終了→削除されるという…

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なにが起きたんだ…?

YouTubeのライブ配信規約

YouTube Liveでは規約に従い、危険な行為や楽曲の著作権侵害が認められた場合、その場で配信を止め動画を削除するという制限があります。いつもならここを守っていれば削除されることはないのですが、

[2020 年 3 月 16 日 17:00(UTC)] 外部の人材とコミュニティの保護について: YouTube では社員や外部の人材、およびそのコミュニティの健康と安全を第一に考え、一部の拠点ではスタッフを減らすなどの対策を実施していく予定です。今後、通常は担当者が手動で実施している審査作業の一部で、機械によって処理を行う割合が増加します。その結果、ポリシーに違反していないコンテンツが誤って削除される可能性があります。また、YouTube パートナー プログラムへのお申し込みやソーシャル メディアでの対応など、YouTube のユーザーやクリエイターが対象である、他の種類のサポートや審査にも影響が及ぶ可能性があります。

より、違反行為の審査にいつも以上に機械が動員されている模様。

つまり、

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まとめ

YouTubeのAIが規約違反パトロールの中できちんとドラッグや煙草をこの精度で認識できることに驚きつつ、駄菓子とドラッグやじゃがりこと煙草の差を見分けられないのはAIに同情せざるを得ない出来事でした。

小劇場では無法地帯とは言えないまでも、他の表現媒体に比べて緩めな気がしています。オンライン演劇を打つときは小劇場とは少し違うところの気の使い方が必要であることを学びました。

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