見出し画像

平野智紀「沼津で対話型鑑賞ワークショップ」(5日目)

5日目はホストのいちごさんによる沼津・三島ツアーののち、交流会・ワークショップを行いました。ツアーでは、この日も藤井さん假屋さんの地域への愛があふれるご案内をいただきました。

沼津
・チャトラコーヒー(最高のプリンと、上階のイベントスペースを拝見)
・循環ワークス(電力を完全自給する元工場で循環について考える)
・はなぱん(パン屋兼業漁師さんがオーナーのハード系パン屋)
三島
・風土(ごぼうと鶏の唐揚げランチをいただく)
・あひる図書館(会員が好きな本を貸し出して交流できる私設図書館)
・Lab Qrio(アートを通じたサステナブル教育を展開)

ツアーの中でとくに興味深かったのは、会員制の「あひる図書館」の仕組みです。本を通じて自分のこだわりを発信したり、会員同士で交流したり、といった機会を求めている方は案外多いようです。私は今だったら「西周本棚」を作るかもしれません。

なお、私は三島ツアーを途中抜けさせていただき、楽寿園・三島市郷土資料館を拝見しました。沼津と三島はお隣同士ですが、沼津は駿河国、三島は伊豆国と、国が違うのだということを再確認しました。なるほど…


さて夜は、いちごさんの運営するカフェyadorigiにて交流会・ワークショップを開催し、ホスト・旅人を含め10名超の方にご参加いただきました。私は前半のワークショップをおもに担当し、私以外の旅人3名の作品について、対話型鑑賞のファシリテートをしました。

というのも、MAWで旅人は街についてnoteなどで発信しますが、そもそも旅人がどんなことをしているアーティストなのか知っていただく機会がないと感じたためです(私自身は、作品ではなくワークショップで人とアートの接点をつくるリサーチャー/アートナビゲイターです)。

ワークショップは、対話のあとにアーティストご本人に登場いただき、対話の感想と作品に込めた思いについて語っていただく方式で実施しました。

みなさんと一緒に鑑賞した作品は以下のとおりです。
・岩江圭佑《SUSAB - Soap》
・山口典子《KEITAI GIRL》
・小栢可愛《I GOT UP. AN ORDINARY DAY.》

旅人3名の作品はどれもおもしろく(参加者の方は「めちゃくちゃ頭を使った」ようです)、ワークショップは非常に盛り上がりました。その後の交流会では、旅人の山口さんの旦那様による、牛山精肉店のお肉を使った手料理をいただきながら、地域を巡っての感想などを語り合うことができました。酒の矢田さんのワインと日本酒も最高でした!

滞在もいよいよ最終盤です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?