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亀川豊未「お茶以外の仕事(3日目)」

やっぱり雨の藤枝市。
今日は藤枝市の蔵田地区にある蔵田茶農園さんへ。


蔵田茶農園の前にある鼻崎の大杉


お茶生産、製造、販売だけで生活しているお茶園さんは少ないらしい。(お茶を急須で入れて飲むことが少なくなったのか、お茶需要が減少している傾向があるらしい。)

お茶の時期が終わると秋冬はみかんをやっている農家も多い。そうやって一年間農作業をして生計を立てている。

今回、私がお世話になる蔵田茶農園さんもお茶の他に野菜も育てている。
メインのお茶もやりつつ、その他の野菜生産も蔵田茶農園を支えている大切な仕事だ。

お茶の需要がもっとあった時代は工場の機械を24時間フル稼働させていたときもあったよう。(2tトラックが数十台入る大きな工場)

蔵田茶農園を守るべく、色々なアイデアを実践し、この激動の時代を生き抜いている。
お茶園を守ること。
お茶園で働く人を養うこと。
お茶を皆んなに飲んでもらえるようにすること。

茶商さんの要望をその都度聴き(それぞれの茶商によってお茶の種類、好みの揉み方などが変容する。)、お茶の葉生産に特化して育成生産している。
ここ蔵田茶農園にもそこ知らないお茶のストーリーが日々更新されているんだと感じた。



今日は前日から雨が続き、お茶の葉の収穫ができない。(お茶の葉が濡れているとお茶の葉の加工ができない)
なので、お茶以外の作業の体験もさせてもらうことになり、レタス(午前)、ブロッコリー(午後)の作業をお手伝いさせて頂いた。

畑に行くと、雨のせいでレタス作業の皆さんはすでに作業されていた。

足手纏いにならないように心掛けてはいたが、、、お手伝いできたのか定かではない。

泥濘の中で何度か私の関節が逝きそうになった。。どうにか堪えた。。。

太陽の下で、土に触れ合い、大変な思いをしながら、丁寧に育てられた食材たち。私たちが日々食べている食材それぞれのストーリーがあるのだろうと思い知らされた。

私が植えたレタスたち。
どうか逞しく育って、美味しく食べてもらえるものになってほしい。

午後はさらに土砂降りになったので、工場で作業体験。こちらではブロッコリー。
ブロッコリーを一つ一つ丁寧にチェックしたら、袋に詰めていく。

立派な鼻崎の大杉(蔵田茶農園前の)に似たブロッコリーたちが並ぶ。

夕方前にはゆるっと終わるころ、さらに雨足が激しくなってきた。土砂崩れも頻繁に起こるので急いで帰り支度をして今日の作業は無事終了した。


悪天候で作業がゆったり目だったのが功を奏して、地元の方言混じりで蔵田茶農園の社長さんをはじめ、職員さんたちとリラックスしてお話しできた。
色々気を遣って手配してくれた蔵田茶農園職員である友人に感謝。
みなさん穏やかな方達ばかりで、また行きたいと思える場所になった。

夏に収穫したトウモロコシはたまにまだ生えてくる。
ふるさと納税で販売している蔵田茶農園の干し芋。絶品。
貴重な蔵田茶農園のお茶も、ちゃんと頂きました。





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