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金暎淑キムヨンスク「三島でアップデートする」(4日目)


9月15日、三島に滞在4日目です。
昨日は想像以上に面白い会となり、タイトル通り、老いをアップデートするためのヒントが満載でした。
ライブ配信とかすればよかったかなあ・・・
などなど、昨日の反省会をしながら今日も三島の街歩きを始めました。
今日は白滝公園あたりに向かいます。

白滝公園の池にも水際に石のベンチがあって、座って足を浸せるようになっています。
三島の街の中にある川や池は、すぐに水辺に行ける作りになっています。

それから、住宅街を歩くと、川の上に道と家を繋ぐ石橋が、延々と続く風景があちらこちらにあります。
独特な風景だなと、暫く見ていると、カモが大勢集まっている。
すると、おばあさんが食パンを持って出てきて、餌としてあげている。
そうか、三島の人々にとって、川は自分の庭なんだ、と気づきました。
だから、川と人との距離が近いんだなあ。

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昨日の座談会に市議会議員の方がいらっしゃって、その方とのお話の中で三島の人々が旅人やよそ者に対する柔軟さがあるのは、宿場町だったからという話を聞きますが、それだけじゃない、何か他にも理由があるのでは?といった話をしていました。

三島を旅して4日目、なんとなくその理由が、この川にあるのかなと感じてきました。

常に目の前を流れる水は、同じ様でどの一瞬も同じものはない。
ただ、本質的な水という存在は変わらない。
それは人も一緒で、三島に住む人々は、宿場町を通過点として行き交う人々を、目の前を流れる川のように、見つめるだけでなくて、自分たちの庭に迎え入れて、見送ってくれる。

それが三島の土地の温かさ、居心地の良さなのかもしれないと、思える一日でした。

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夜は滞在中のゲストハウスgiwaでキムチ作りのイベントがありました。この日だけ一泊する人も、地元の人も一緒にキムチを作って飲むという会。作りたてのキムチと主催者のリュウちゃんが作ってくれたポッサム(蒸し豚料理)が最高でした!