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大川原脩平「小さな革命」(滞在6日目)

▼鼻水が止まらない

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朝起きてからしばらく鼻水が止まらない。昔から、ちょっと疲れるといつもこうだ。仕方がないので、狭い部屋内で無理矢理ヨガをして朝ごはんを食べ、さらに甘いものを大量に摂取して仮眠をとったらすっかり良くなった。思えばこちらに来て以来、人付き合いのためかお酒を飲むことが多かった。私は普段ほぼお酒を飲まないので、体が驚いていたのかもしれない。大体のことは食事と睡眠だ。それらを阻むものは、何が何でも許されない。つまり、静岡に来てからこれまで私に出会った人たちはみんな有罪だ。ほんとうにありがとうございます。

▼ワーケーションを試みる

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今日はあまり無理をしないことに決めて、ホテルに引きこもりながらボチボチと普段通りの仕事をする。「無理をしないことに決め」たのに仕事をするとはこれいかに。普段から無理をしていないと、こういう時になんだか倒錯した感じになる。持ってきたパソコンを初めて開いた。まあ、できる。なんというか、日常だ。びっくりするほどいつも通りなので、たぶん私はいつでもワーケーションなのだ。場所がどうであるとか、時間があるとか、そういうことじゃないんだなと思う。Wi-Fiがなくても仕事はできるし、仕事をやらなくても生きてはいける。仕事も休みも、とりあえずそれをそうと呼んでいるだけのことだ。どっちつかずの生き方でいい。改めてそう思う。

▼机上で革命の旗を振る

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気分転換にコワーキングスペースとしての三島クロケットさんにお世話になる。ザ・コワーキングスペースというしつらえの場所で、かねてから読みたいと思っていた本を読み進められた。本を読むことは、個人にできる最大級の革命である。滞在中に革命を起こしたのだから、これ以上ないほどの大成果だ。ところでじつは昨日、書肆ハニカム堂という本屋さんを訪ねて4冊買った。自宅にも読む本はたくさんある。革命はまだまだ続くようだ。革命家、大川原脩平です。

▼不思議な生き物たち

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革命の旗振り役としてたいそうな役をやり遂げたので、ついにニンテンドーSwitchの電源を入れた。「今夜は寝かさないぜ」赤と青のブライトカラーが私に語りかけてくる。いや、寝るけど。睡眠は大事だからね。華麗なグラフィックで構成された広大なフィールドを駆け巡りながら、1度も足を踏み入れなかった楽寿園に思いを馳せる。「動物くらいはみてもよかったかな。」と、ゴブリンを倒しながら思う。でも、動物を見たらまた踊りたくなっちゃうし、もう一度踊るにはタイミングが悪いので、このくらいでちょうどよかったんだと思う。また来ればいい。1週間を通じて、同じ顔の不思議な生き物にたくさん会えたので満足だ。

明日は最大の山場である。よく寝て、英気を養うことにする。

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