設楽陸 マイクロアートワーケーション伊東市 【滞在3日目】

3日目、朝は一碧湖の辺りのカフェのテラスでモーニングをしながらnoteの記事を書く。桜も咲いていてとても気持ちのいい朝。

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午前中は自由時間だったので池田20世紀美術館→村上康成美術館→猫の博物館へ。池田20世紀美術館は正方形の箱みたいな形の美術館で芸術家の僕としては地方の美術館は訪れるだけで心が踊る。企画展は【昭和を駆け抜けた日本作家たち】1階が企画展で二 2階がコレクション展のようでコレクション展は美術館の創設者の池田英一氏が集めたダリ、ウォーホル、ボナール、ベーコン、ピカソ、キスリング、デクンーニングなどの美術界のスターの作品が並ぶ、ボナールの300号ほどの大作絵画は圧巻。1階は福沢一郎、高井貞ニ、田中阿喜良など日本を代表する画家の絵画。撮影はオッケーだったけどSNSに上げるのはNGなので展示の様子は載せられず。コンパクトだけれど広々として作品を落ち着いて観られる。

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午後は伊豆のジオパークへ。溶岩石でできた海岸で歪で不思議な形をした海岸線を案内人さんの丁寧な解説付きで案内していただく。途中海岸の3Dポリゴンみたいな岩肌が、波に削られ何故こういう規則的な形になったのか不思議に思う。逆に自然の力だからといって不規則な形と決めつけるのは愚かなことなのかも

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海を見ていると時が経つのを忘れてしまう。釣り人がいっぱい居て、釣り人は魚が引っ掛かるのをゆっくり待ちながら海を眺めるから1日がもっと早いんだろうなと考える。1日が長かったから良い密度のある時間を過ごせたと思うのより、あっという間に時間が過ぎる1日のほうが実は満たされているのかもしれない。世俗の都市から自然界へと来るとその差を感じる。

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自然や海を見たり、その迷路の中に迷い込むと僕ら人間はこの地球という壮大で偉大な大地の表面、つまり薄っぺらい皮一枚の上に居候させてもらっている存在に過ぎないのかもしれない。

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この海岸に波が覆いかぶさって偶然できた小さな池の小さな世界の生態系のように。でも池の中を覗くと小さいけど美しい世界がひろがっていた。

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