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好きな短歌の話。

ほんとうにおれのもんかよ冷蔵庫の卵置き場に落ちる涙は 
                        穂村弘

この短歌あるじゃないですか。
私すごく好きなんです。
友達から教えてもらったんですけど、
色々な人に良さをおすすめしたい

なんで好きかって話
この短歌は全訳すると冷蔵庫の卵置き場に“自分の涙“が落ちたのに気づいて、この涙が本当に自分の涙なのかって言う気持ちを読んだ短歌だそう。
この短歌はよく使うであろう卵置き場ということが重要で何気ない日常的な行動でおれは何か涙が不意に流れてしまうほどの悲しいできごとがあったことがあったことがわかる。一人暮らし始めたてで母のありがたさを感じにたとか。あるいは、仕事でうまくいかないことがあって、悔しさと自分の未熟さを卵に例えているのか。考え出したらきりがない解釈が無限にある短歌だと思う。

しかし見当違いなことを承知で僕はこの短歌をこう解釈する。
浮気していた君はおれと口論になり、おれはふと無言で料理に取り掛かる君に目をやる。君は冷蔵庫の卵置き場に涙を落としていた。その涙はおれを失うことに対して涙を流しているのか。反省の涙なのか。別れを告げなければならない浮気相手にたいしての涙なのか。一体誰のための涙なんだよって。おれの君への信頼が崩壊してしまい皮肉的に読んだ歌だと解釈した。穂村さんに限ってそんな事はないのだけれど。

なんかかいていて自信がなくなったがこのまま投稿することにする。
もちろん僕も全訳が正しいと思うが、自分の中でこういう解釈もあるんじゃないか自分の中で残しておきたかったから描いてしまった。冒涜だ、誤解だと言われるかもしれないが、頭の悪いやつが何か言っているぞくらいの思っていくれるとありがたい。
ではまた。


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