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【Shelikes課題】ちょこっと空いた10分間。心の充電にオススメの1冊

※こちらはShelikesライティング講座の課題案件として執筆したものです。

みなさんは普段から読書の習慣はありますか?
私はコロナをきっかけにここ2年ほどで読書を始め、週末は空いた時間に本屋さんや、図書館に通うことが増えました。

今日は、普段お仕事、家事育児と両立してShelikesで新たな道へ進もうと頑張っているShelikes受講者さん(SHEメイトさん)へ向けて、私のオススメな1冊をご紹介したいと思います。

「木曜日にはココアを」という短編小説を知っていますか?

私は普段、インスタグラムで読みたい本探しをしています。
もともと小さい頃から、活字はどちらかというと苦手だった私。
国語も図書の授業も、実は苦手な時間でした。
どの作家さんの本が人気、話題なのかな?
活字が苦手な私でも没頭できる本はどの本だろう?
そんな私が #読書記録 と、インスタグラムで検索し出会ったのが、青山美智子さんのこの小説でした。

青山美智子さんは、2021年に「お探し物は図書室まで」という著書で本屋大賞2位を獲得。いま話題の作家さんです。
はじめは、図書館で青山美智子さんの本を借りてみようかなと思いましたが、私の住む地域では予約しても半年以上待ちという、人気ぶりでした。

この「木曜日にはココアを」という著書は、青山美智子さんのデビュー作となっていて、「月曜日の抹茶カフェ」という続編も現在発売されています。

オススメな理由①「手軽さ」

オススメ理由の1つ目は、何といっても1篇を約10分間で読める手軽さです。

読書をしたいなと思っても、普段の生活の中でまとまった時間が取れないと物語に没頭できずなかなか重い腰が上がらない・・。
しかし、この短編小説は、スキマ時間10分間があれば、1篇を読み進めることができるので、まとまって時間がとれない日々忙しい私たちSHEメイトさんにぴったりです。

さらに、普段読書の習慣がない人にも気軽に読んでもらえる思います。読書あまり得意じゃないけどはじめてみたい!という人にも、手はじめにぜひ読んでみて頂きたい1冊です。

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オススメな理由②「日本からシドニーへ、1篇ずつ物語を紡いでいく温かいストーリー展開」

オススメ理由の2つ目は温かいストーリー展開です。

物語は、川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブルカフェ」が舞台となっていて、マスターの「僕」がマーブルカフェで働くことになったところから始まります。そこから、カフェを訪れたお客さんから、次のお客さんの人生へと、繋がっていくストーリー展開です。

さらに、日本からシドニーへと、場所、年齢、いろいろな境遇の人物の人生ストーリーを描いたお話になっています。
シドニーで記者として2年間生活した経験を持つ青山美智子さんだからこそ、国境を越えた人との繋がりを温かく表現できているのでしょう。

私は大学生の時にシドニーへ留学していたので、ストーリー内で出てくる動物園や、シドニーの街の情景を懐かしく思い浮かべながら読んでいきました。シドニーは留学先として選ぶ人も多いので、同じような留学経験者の人、または海外が好きな人にも違ったカタチで楽しめるかもしれません。

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オススメな理由③「自分に近い登場人物が1人は見つかる?!」

オススメ理由の3つ目は、親近感です。

SHEメイトさんは、ミレニアル世代が多いと思いますが、ライフステージの変化が多いこの世代では、人生の中でもなんだかモヤモヤすること、落ち込むこと、うまくいかないと悩むことが多いなと悩みが尽きない時期です。

「育児が思うようにうまくいかない、自分はダメな母親なのかな」
「今の仕事もう辞めちゃおうかな、でも勉強もうまくいかないな」
「この人のこと本当にわたしは好きなのかな、結婚してもいいのかな」

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ちなみに私はSHElikesに入会してまだ2ヶ月程ですが、SHEメイトさんのTwitter投稿を見てすごいな、と思う一方でこんな不安が大きかったです。

「私は、何をやりたいのだろう」
「自分にSHEを使いこなして、なりたい自分になることができるかな」
「自分と同世代の人はみんなママだったんだ、仲間に入れるかな」

人と比較してはダメだと分かってはいるけれど、やっぱり他人と比較しちゃうし、落ち込んでしまうし、焦ってしまう。まさにそんな落ち込んだ状態のときに出会ったのが、この「木曜日にはココアを」でした。

作中では、いろいろな境遇の登場人物が出てきます。

・仕事と育児の両立で悩むたっくんママ
・辞めようかなと思っていた保育士を、もう一度頑張ってみよう!と思えた、えなせんせい
・親友の結婚を心から喜べない、モヤモヤしているやっちゃん
・ハネムーン先のシドニーで、赤い糸の本当の意味を知った理沙

自分のような、もしくは実在する友人のような、親近感がわく登場人物が多く出てくるところも、この小説の魅力になっています。
思わず、2篇、3篇と止まらなくなるかも?!

一杯の温かいココアを飲むように、心を充電してエネルギーチャージ

毎日生きていると、さまざまなことが起こるし、365日を常にポジティブで入れる人は、そうそういないでしょう。
SHEメイトさんは、貴重な時間とお金をかけてはじめたShelikesライフを、そして毎日をきっと大切にしたいなと思っている人が多いと思います。
スキマ時間10分間で、登場人物の優しい気持ちに触れ、ゆるりとエネルギーチャージしてみてほしいなと思います。

自分の価値観は、出会う人との関わりで形成され、また自分との出会いで相手へ気づきを何か促しているのかもしれない!この小説を読み終えたとき、こんなことに改めて気づかせてくれました。

もしかすると自分の発信で、全国のだれかが元気を出してくれるかもしれない。だから、Shelikesで発信は積極的にやっていきたいし、でも自分のペースでゆるりと、マイペースにまた頑張っていきたいな~と思っています。
職場、家族友人以外の、サードプレイスで出会うSHEメイトさん、TAさん、コーチとの出会いを大切に、学びを続けていきたいです。

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一緒に頑張っている全国のSHEメイトさんへ。
カバーの絵も温かいココアの絵になっていてとても癒される1冊になっているので、ちょこっと空いたそのスキマ時間の10分に、温かいココアを一杯飲むように「木曜日にはココアを」で心の充電をぜひしてみてくださいね。

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