中国古典の智恵～人事を尽くして天命を待つ #151-122

中国古典の智恵～人事を尽くして天命を待つということで今回は情報提供をしていきたいと思います。

この「人事を尽くして天命を待つ」という言葉はお聞きになられたことがある方っていうのは多々いらっしゃるかと思うんですけども、こういう機会ですので改めて情報提供させていただければと思います。

改めて「人事を尽くして天命を待つ」とは？

この人事を尽くして天命を待つという言葉は、中国の「読史管見」という書物が出典の故事成語です。言葉を紹介してまいりますと、まず人事を尽くしての「人事」なんですけれども、これは「人間の力でできる事柄」という意味なんだそうですね。ですから人事を尽くすというのは、自分の力でやれることは、「全て」やってしまうと、そのような意味で捉えていただければ宜しいかと思います。

そして後半の天命を待つの「天命」なんですけれども、これは二つの意味があるそうなんですね。一つは天から与えられた使命、もう一つは天から与えられた運命という意味なんだそうですね。使命には、この世に生まれてきて果たすべき役割という意味があります。人の意思を超えて身の上に起こる巡り合わせと言う意味もあります。