チームが動く中で知りたい知識(2:6:2の法則)
風が強く、目がかゆいなど花粉症デビュー疑いのおがかつです。
今日はチームが動く中で知っておきたい集団の特性について書いてみます。
チームで動いている中で「〇さんの動きが悪い!▢さんはあんなに頑張ってるのに!」という状況があると思います。
この時についついAさんを非難してしまがちなのですが、状況の捉え方に注意が必要です。
個人因子や能力なども影響しているかもしれませんが、実は集団の特徴による影響も受けていて誰もがこの状況にあてはまる可能性があるからです。
2:6:2の法則というもので説明します。
これはどんなに優秀な人を集めたとしても
高いパフォーマンスでチームをリードして引っ張る人が2割
それに続くように仕事をしていく人が6割
パフォーマンスが低い人が2割
に分かれるという法則です。
ポイントは優秀な人を集めても、というところです。
つまり、その人に与える環境を変えればその人の素質が発揮される可能性があります。
逆にどんなに優秀な人も入る集団や環境によってはパフォーマンスがすごく低下します。
パフォーマンスの低い2割の人をどうするかということに目が行きがちなのですが、それぞれに別の課題や役割が与えられることが重要になります。
仮に
高井さん:高いパフォーマンス
並木さん:中くらいのパフォーマンス
成田さん:低いパフォーマンス
をしているとしましょう。
高井さんにはリーダーとして引っ張ってもらうとか、どんどん前に進めるような動きをしてもらうようにします。一方で、並木さんや成田さんとのコミュニケーションがうまくいかなかったり、仕事の割り振りがうまくいかないと高井さんは孤立してチームが前に進まなくなってなってしまいます。
そのあたりのマネジメントが得意な人であればいいのですが、そこに慣れていない人の場合サポートする人が重要になってきます。
並木さんは与えられたものをコツコツとやる、あるいは、高井さんのフォロワーとして仕事の推進を補助していくことなどが役割に考えられます。また、割合も多い層になるため高井さんや成田さんとの関係性も含めチーム全体の雰囲気づくりにも大きく影響を与えます。
成田さんは上司からの個々の課題設定が重要になってきます。
一方で課題を解決することで組織の底上げにつながり、強化を図ることもできると考えられます。
ただ、パフォーマンスが低い原因が環境要因(仕事内容が合っていない、人間関係でうまくパフォーマンスが上がらない)にある場合も少なくないので環境が合っているかを見ていく必要もあります。
ここで大事なのは高井さんも並木さんも成田さんも入る集団によって立ち位置が変わる可能性がある、ということです。
成田さんも場所によっては高井さんのようにパフォーマンスを発揮できる可能性があります。
このことを知っておくだけで、発揮するパフォーマンスに対して個人の問題としてだけではなく、もっと包括的な視点でとらえることができるようになります。
読んでいただきありがとうございます。お役に立てれば嬉しいです。
では、良い1日を!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?