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アジング 繊細なロッド性能の差を極小化する3つのコツ

1. はじめに 何故ロッド性能が差を生み出すのか

アジングにおいて釣果の差を生み出す重要な要素の一つはロッド性能と言われます。これは、エサ釣り(コマセサビキ釣り)と違い、それなりに大きめの擬似絵(ワーム)に食わせなければならないためです。アジがワームを咥えたことを感じ取りタイミングよく合わせて(掛け調子で)釣るためにはトコトン感度が良いロッドでなくてはなりません。また、アジがワームを咥えた時に鯵の咥えた重さに反発して自動的に合わせて(乗せ調子で)釣る場合には、ロッドの反発力が優れたものでなくてはなりません。そういった点からロッド性能はアジングにおいて釣果の差を生み出す重要な要素となっているのです。ブランドによりけりですが、ロッドの価格帯で20,000円を超えてくるものは高性能と考えて良いと思います。

2. アジの生態を理解することの重要性

さて、アジ釣りといっても、実は奥深い釣りなのです。コマセで簡単に釣れるイメージがありますが、アジの生態を理解していなければ、ロッド性能以前の話です。簡単に言えば、魚のいない池にいくら高性能のロッドを使っても釣れないのと同じです。

アジングをするのに理解しておくべきポイントが3つあります。一つ目はシーズンです。アジには各地によってハイシーズンがあります。コンスタントに釣りたいならば、ハイシーズンを狙う必要があります。九州から四国ならばシーズンは春から初夏、秋から冬という感じでしょうか。特に産卵時期の春はものすごく食いが立ちやすくなります。二つ目は、時間帯です。陸からアジを狙うならば間違いなく朝まずめ、夕まずめ以降から22:00を狙うべきです。理由は食いが立つ時間帯だからです。三つ目は群れでの行動する魚であるという点です。アジは回遊性の魚で、多くの場合複数の群れで行動しています、そのため、まずは1匹釣れるかどうかが次につながる重要なヒントになります。

3. ロッド性能の差を極小化するたった3つのコツ

アジは擬似絵(ワーム)を捕食する時に口を大きく広げて吸い込みながら捕食します。この捕食行動をきちんと理解しているかどうかがロッド性能を極小化できるかどうかのポイントとなります。

①ジグヘッドの重さ・形状
アジのサイズや時間帯によってこの吸い込みの力が変わってきます。朝まずめは力強く吸い込みますが、夜は警戒しながら弱めに吸い込みます。朝にも夜にも使えることを考えると、ジグヘッドの重さを0.8g、ワームの長さを1.5inch、針の大きさが小さめのものを選択することをお勧めします。これによってロッド性能の差をぐんと縮めることができます。簡単に吸い込めちゃうので、ロッド性能に関わらずかかりやすくなります。

②ノッコミシーズン
二つ目はノッコミ、つまり産卵シーズンを狙うということです。春から初夏にかけては、アジも産卵期に入ります。産卵期のアジは朝まずめ、夕まずめ、夜にかかわらず捕食行動に勢いがかかります。そのため、ものすごい勢いでくらいついてきます。また群れの個体数も相当増えるので素人でも釣りやすくなります。

③ラインテンション
三つ目はラインテンション、つまりラインをピンっと張った状態にしておくことです。だらっとなるとせっかく食ったアジも気がつかずに逃げていってしまいます。逆にラインテンションを張ることでしっかりかけることができます。

たった3つのことですが、九州・四国は春から初夏にかけてアジのシーズンに入るのでみなさんぜひ試してみてください!

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