見出し画像

九州大学が世界に先駆けて生物標本の3Dモデルをオンライン公開!(誰でも見れるところが凄い!)

(上記のカブトムシの画像は、本編の3D画像ではありません。直接サイトに入って、現物の3D画像を是非見て下さい。感動ものです。)

昨日(2022.9.4)の日経新聞 朝刊で特に注目したのが、「魚や虫の3Dデジタル標本」に関する記事でした。

九州大学が世界に先駆けて、凄いことやってくれました。

実際の公開ページのリンクも紹介します。


1.魚や虫、3Dデジタル標本 九大、1400点超をオンライン公開【日本経済新聞2022.9.4朝刊】

↓有料会員限定サイト

昨日、日経新聞で最も目についた記事がこれ(↑参照)です。

「魚や虫の3Dデジタル標本」は、ありそうで、今までなかったようです。

それをなんと、オンラインで一般公開するところが九州大学の凄いところです。


2.早速、九州大学のwebsiteをチェック

すぐに、九州大学の関連websiteをチェックしました。

それがこのサイト(↓参照)です。

◆九州大学ホームページ:[NEWS] 世界に先駆けてリアルな「3Dデジタル生物標本」を1400点以上公開

https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/802/

最初に3つのポイントが以下の通り書かれていました。

❶生物標本の維持管理には多大なコストが必要で、かつ標本の劣化は免れない。

❷世界に先駆けてデジタル化された生物標本の3Dモデルを1400点以上オンライン公開。

❸メタバースやバーチャルリアリティ(VR)への応用・利用が期待される。

この3Dモデルを作製するために、様々な角度から生物を撮り、3次元に合成する「フォトグラメトリ」という手法を用いたそうです。

これは、簡単なようで、非常に大変な作業のようで、糸でつるすなどして500枚程度を撮影し、専用のソフトで合成したとのこと。

「フォトグラメトリ」は、ドローンの画像から地形や景観を再現するなどの利用は盛んだが、生物分野ではほとんど使われていなかったそうです。


3.これが公開された3Dモデルのwebsite

公開された3Dモデルのほとんどは、誰でも自由にダウンロード・利用できるそうです。

そのwebsiteがこれ(↓参照)。

思った以上にリアルでビックリしました。

是非、皆さんも見て下さい。

今後は、➊3Dモデルによるデジタル生物図鑑、❷生物多様性・環境教育などに関するメタバースやバーチャルリアリティにも活用できるとのことです。


4.さいごに

最近、ドローンの画像から地形や景観を再現する「フォトグラメトリ」の技術が一般的になっていますが、魚や虫に応用するには、大変な作業が必要なことに驚きました。

最新技術を応用して活用するのは、本当に大変なことなんですね。

一方、ここまで、魚や虫の3D画像が精巧にできあがると、本当に次の応用ステップが楽しみになって来ます。

例えば、こんなことが可能になって来ます。

・3D生物図鑑を更にAIで進化させて、動き回り鳴き声や羽音が聞こえるような3D動画を作製する。

・更には、その3D動画を応用して、メタバースやVRの中で、本物そっくりの魚や虫を登場させる。

・3Dプリンターと掛け合わせると、本物そっくりの虫のモデルを簡単に作製できる。

九州大学は今回の3Dモデルのほとんどを公開してくれているので、こういう新たな可能性を次々実現する技術革新が、加速されることが期待できます。


💎株式会社ラフ・ダイアモンド ホームページ

SDGsとDXで企業の『価値創造』をサポート

↓こちらのロゴをクリック


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?