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外国の人にたい焼きを説明する

(この文は日本の事物紹介web Picture Book of Japanに英文で掲載した内容を加筆訂正したものです。)
Picturebook of Japan:https://picturejapan.com/taiyaki/

たい焼きは、鯛の形をした金型で焼いて作られる、小麦粉を主原料とした和菓子です。 明治時代から食べられている和菓子で、北海道から沖縄までほぼ全国で販売されています。最近では、定番のあづきから作られた餡子だけでなく、カスタードクリームなども入っていることがあります。
たい焼きは基本的にたい焼き店で販売されています。 特殊な型を使って作るお菓子なので、たい焼き専門店が多いのです。 たい焼きは冷めても食べられますし、冷たいたい焼きは贈り物としても利用されています。 でも口の中が火傷しそうなくらい熱いもののほうが断然美味しいです。(もちろん個人的な意見ですが)

たい焼きについてくだらないけれども真剣な議論が繰り広げられます。 中の餡はたい焼きの尻尾にまで入っていた方が良いのか入っていない方が良いのかという議論と、たい焼きは頭から食べるのが良いのか、はたまた尻尾から食べるのが良いのかという議論です。 もちろん、これはどちらでも良いことです。 しかし、たい焼きを頭から食べる人の中には、尻尾に甘い餡子が入っていないほうが、最後に皮の部分だけ食べることになり口の中がすっきりするので、良いという意見もあるようです。

(およげ!たいやきくん)

一定の年齢以上の日本人は、たい焼きという言葉を聞くと歌を思い出す人が多いでしょう。 それが「およげ! たいやきくん」という歌です。「毎日毎日」という歌詞で始まり、1975年に日本で大ヒットしました。
この曲は子供向け番組で使われた曲で、毎日鉄板で焼かれているたい焼きが海に逃げ、最終的には捕まえられて食べるという内容でした。 当時、サラリーマンの悲哀が感じられるということでこの曲は大人の間でも大人気となり、レコードは最終的に450万枚を超えました。 調査会社の調べによると、日本国内の単一記録としてはまだ破られていない ということです。たい焼きは昔から和菓子として親しまれてきましたが、おそらくこの「およげげ! たいやきくん」のヒットで人気は決定的となったものと思われます。

寒い季節はもちろん暑い季節も冷房の効いた部屋でたい焼きを食べたい!!
そして・・・お茶が飲みたい!

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