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番外編 高校生の金融教育の指導教材を読んでみた

こんばんは。Mickey★です。
来月から高校の家庭科で「金融教育」の学習が必修になるそうです。
私が高校生の頃はライフプランを立てる課題があったのですが、その当時の私は、「30歳で死ぬ」ということを目標にしており、そのライフプランを出したら、先生から再提出を求められる・・・というかなり痛い高校生だったことを思い出しました。その話は置いておいて、金融庁から金融経済教育指導教材を公表されていたので、読んでみました。

金融リテラシーの定義

冒頭に出てくるのが金融リテラシーについてです。INFE(インフェ)という、金融教育に関する国際ネットワークが定義したものだそうです。

金融に関する健全な意思決定を行い、究極的には金融面での個人の良い暮らし(well‐being)を達成するために必要な、金融に関する意識、知識、技術、態度及び行動の総体

OECD/INFE「金融教育のための国家戦略に関するハイレベル原則」(2012/06)

これだと、よくわかりませんよね(笑)

高校の金融教育と現実世界のギャップ

最初に家計の収入と支出についての話が出てきますが、ここで何故か、急に給与明細が出てきます。アルバイトで貰う給与明細書は、社会保険とか医療保険は該当ない人が大半だと思いますので、結構、違和感がありました。(親の扶養から外れると費用が発生してきますので、年間103万以内に抑えてアルバイトする人が多いと思います。)当たり前のように、社会保険や医療保険が引かれますよ~となっているのですが、税金のしくみ等を教えた方が良いのではないかと感じました。
また、基礎知識を学ぶということで座学がメインになっていますが、お金が何のために必要かということをディスカッションさせたり、1日働いてみて稼ぐということを経験させる等、お金について真剣に考える実践的な授業の方が身になることが多いと思いますし、その方が現実を知る良い機会になると思います。それこそ、株式投資やFX等のデモサイトで投資を試しにやってみて、クラス内で競争させてみる方が面白いと思いました。

⬇️金融庁が出している金融経済教育指導教材についてはコチラ


投資が学べる高校

学校法人角川ドワンゴ学園が設立したインターネットで勉強して高校卒業資格が取れる学校でN高等高校とS高等高校があります。(通学コースもあります。N高とS高の違いが場所と時期でカリキュラムは同じです。)
この学校には「投資部」というものがあり、高校生に現金20万円を渡して投資をさせるという部活があります。特別顧問はプロ投資家の村上世彰さんがされており、優秀な部員は直接、アドバイスを受けられるそうです。
(このためにN高やS高に行くという人は居ないと思うので、参考までに)

実践的なお金の勉強について

学校の先生は、教育課程は取得されていますが、お金の使い方、運用の仕方のプロではないです。
私は、リベラルアーツ大学の「お金の大学」の本を読んだ方が圧倒的にタメになると思いますので、ご紹介しておきます。

お金の大学

「お金の貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」の5つの力が学べます。

トレダビ

投資に興味がある人は、以下のサイトでシミュレーションできるので、試しにやってみてください。私も最初は自分のお金を使って実践するのが怖くて、国内株式を実際にやる前にシミュレーションを活用しました。
トレダビは130万人が利用しているそうです。
1000万円(!)のバーチャルマネーを使って、株式投資をシミュレーションすることができます。ランキング上位者には豪華賞品のプレゼントもあるそうです。最近は、FXのシミュレーションもできるようになっています。



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