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#8 乳腺外科受診

2020年10月某日



2020年10月、乳腺外科受診。
乳腺外科の先生から、死ぬかどうかではないという返事を聞いた時、心からホッとしました。
乳房の全摘になろうと、妻は生きてる。
それだけで有り難かったのです。

手術日はコロナの影響もあり、1ヶ月先の11月末とのことでしたが、急に進行するような種類の癌ではないので心配ないとのこと。
もうこうなると、主治医の先生を信じるだけです。

僕からの報告を受けた義母は、いつもの高いテンションではなく、やや低いトーンで「乳がん検診受けとくように言っとったとにねぇ……」と少しショックを受けておりました。
少し、というのは、自分も乳がん経験者だったので、自分の娘もそうなるであろうと薄々感じていたのだろうと思います。

この当時のことを思い出しながら記事を書いてる今となっては、妻から乳がんの報告を受けたあとの僕は「かかってる」状態であったと思います。
とにかく「妻の分まで僕が頑張らないと!!」という気持ちが強く、仕事も家事も子供のことも、全て僕がやらなければ!と心のエンジンは12000回転超えでした。

のちに自分が体を壊すとも知らずに。

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