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私の読書ルール(小説)

この前、本好きな後輩とオススメ本について話していたとき。

「そんな本の選び方/読み方は初めて知りました!」
と、びっくりされました。

そこで私の変わった(?)小説の読書ルールを3つ紹介したいと思います。
共感してくれる方がいたら嬉しいです。


1.季節感を大切に

後輩に驚かれた選書ルール。
夏の物語は夏に読み、冬の物語は冬に読む。なるべく物語と同じ環境に身を置いて読もう、というルールです。
本によっては、その季節/時期が来るまで待ってから読みます。

例)季節や環境に配慮して読んだ本
・有川浩『キャロリング』
12月、クリスマスに合わせて読みました。
・村山早紀『桜風堂ものがたり』
春に読みました。
・瀬尾まいこ『君が夏を走らせる』
夏の終わりに、滑り込みで去年読みました。
(逃したら次の夏まで読めないところだった…)
・有川浩『空の中』
飛行機の中で読みました。


例外)
・ファンタジー系
・季節が巡っていくお話
・あらすじからだけでは季節感がわからなかったもの
・図書館の返却期限が迫っている本


2.時間軸を大切に

後輩に驚かれた読書ルール。
切りのいいところ(←基準は独断と偏見)まで読んだら小休止を挟む、というのがひとつ。
「1週間後」「2ヶ月後」など、一定期間飛んだことを示すワードを読んだら、一度本を閉じて小休止を挟む、というのがもうひとつ。

例)読み進め方の特徴
・長い1日を書いたような作品だと比較的早く読めます。
・エピローグがあったら、エピローグを読む前に今まで読んだ内容をかみしめます。
・西澤保彦『七回死んだ男』
男が一回死ぬごとに小休止を挟みます。

3.読み始めたら読み切ること

後輩との話題には上らなかった自分ルール。
例外は年に1~2冊あるのですが、基本的に読み始めたら1冊全部読み切ります。意識していなくても、同じことを心がけている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今「面白くない」と感じても、後半から面白くなるかもしれない。
今までの自分になかった見方・価値観を学べるチャンスかもしれない。

えり好みせずに、身近な人からのオススメ本も読むようにしています。

例)オススメされて読んだ本
・有川浩『図書館戦争』シリーズ
本好きな同級生に薦められて、私が本好きになったきっかけの本。
・辻村深月『ツナグ』
中学からの親友に薦められて。
・恩田陸『消滅』
職場の先輩に薦められて。
・綿矢りさ『勝手にふるえてろ』
短期アルバイトで知り合った女子大生に薦められて。

◆◇◆


「ルール」と自分の中で定めたわけではないのですが、自然とそう読んでいるな、というのがこの3点でした。
端から見ると面倒くさい、こだわりの強いものかもしれないと、後輩との会話で初めて気がつきました。
変わっているかどうかは、他人と比較しないとわからないものですね。


以上、私の読書ルール(小説)でした。
読んでいただき、ありがとうございました!


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