クリスマスソング/back numberのコード進行考察

はい、どうもミックナイスです。
時期は若干過ぎてしまいましたが邦楽のクリスマスソングとして新しめの曲でその名もクリスマスソング。
2015年のback numberの曲のコード進行考察をしていきます。

それでは早速コード進行を見ていくと…


クリスマスソング KeyE

Intro1
E D#aug - D C#7 -F#m B- B

Intro2
II:E - F#7 - A E/G# - F#m B:II

Aメロ
A - E - A - E
A - E F#7 - A B - E

Bメロ
C#m B - A E - C#m F#7 - A B

サビ
II:E - B - C#m - F#7
A - E F#7 - A - B:II

Dメロ
C#m - F#7 - A - B B/A
E/G# B/F#


このようになっています。
ざっと見て、どのセクションにもⅡ7がいる曲ですので、ここまでのⅡ7の総復習編だと思ってお付き合いください笑

まずはIntro1から見ていくとⅠからの半音下降の進行を作りⅥ7をキッカケにⅡⅤに繋げる進行です。
Ⅰからの半音下降のパターンにⅦaugを使っていますが他にもⅠ→ⅠM7/ⅦやⅤ/Ⅶを用いる半音下降パターンもあるんですが、ここではオーギュメントの不思議ちゃん感がとても良い仕事をしていますね。

Intro2ではⅡ7の登場とⅣ→Ⅰ→Ⅱ→ⅤをⅣ→Ⅰ/Ⅲ→Ⅱ→Ⅴにしてベース音を下降するアレンジをしています。
ここでのⅡ7も次コードへのドミナントモーションを目的にしているわけではないので、いとしのエリー同様に感覚的な使い方だと考察しています。

AメロはⅣ始まりのコード進行で組み立てられていて7小節目までドミナントが出てこないので浮遊感のある進行ですね。
そこにドミナントモーションを目的にしていないⅡ7が6小節目に入ることでスパイスとなり7〜8小節目の451の橋渡しになっています。

BメロはⅥmからの下りの進行を使っていますが3小節目での不意のⅡ7がまた憎いですね。

サビでも出てきますⅡ7笑
156とカノン進行と思わせてのⅥmからのⅡ7とⅠからのⅡ7の2パターンが出てきます。
どちらもドミナントモーションを目的にしてないⅡ7なんですがコントラストが違って彩り豊かな進行になっています。
メロディのキャッチさとコード進行のクセが良い感じに合わさっているなと印象です。

DメロでもⅡ7は出てきますが笑
特筆すべきは後半の2小節。
展開形を駆使してのベース音の下降進行を使い円滑なコード進行を作っています。
もし自分ならⅤsus4→Ⅴ7→Ⅰ→Ⅳ/Ⅴとアレンジしてしまうんですが、それよりも遥かに意味を持つコード進行だと思います。

全セクション通してⅡ7があるのでⅡ7中心の話になってしまいましたが、それ以外でも色々と考えることもあり結論、考察は楽しいに尽きます笑

クリスマス感をコード進行から感じられるのかの話もしたいと思いましたが、それはまた別の機会に。

次回はⅡ7から離れます笑
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?