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【第9話】兄に餞別を贈った話(近況④)

1月某日、仙台市内に住んでいた兄が、市外へ
転居することになった。

市外に奥さんの実家があって、奥さんや子供たち
は1,2年くらい前から市外で暮らしてたんだけど、
兄だけ仕事の都合で仙台に残ってたらしい。

正直言うと、兄が嫁実家で暮らすと聞いた時は
少し驚いた。

兄は仕事や家庭でストレスが溜まると、気分転換に
1人で出かけたり、実家に遊びに来たりしていた。

ちなみにその時、奥さんには仕事と嘘つくことも
あったらしい(笑)
私が嫁だったらキレてるな・・・

なので、嫁実家で暮らすとなると自由に動き辛く
なるだろうし、嫌がるだろうだと思ってたんだ
よね。

まあ1人だけ離れて暮らし続けるのも寂しいだろ
うし、奥さんの事情考慮して多少諦めた部分も
あるのかもしれないけど・・・

ちなみにうちの両親は兄が遠くへ行っちゃうのが
結構寂しかったようで、最初は転居にかなり反対
してた(笑)
市外といっても隣町とかじゃなく、車で2時間以上
かかる所だから、今までみたいにちょくちょく
実家来るのも難しいだろうしね。

それで、せっかくだしちょっとしたお餞別でも
渡したいなーと思って、兄との共通の趣味だった
(というより兄の影響で好きになった)ワインを
プレゼントすることにした。

でも仕事が忙しくてプレゼントの準備時間がなかなか
取れなかったから、仕事帰りに百貨店内のワイン
ショップで購入した。

兄は赤ワインが1番好きで、シラー(シラーズ)
とかの重めなものが好きなのは知っていたから、
選ぶのにそんな時間はかからないだろうと思って
たんだよね。

で、店員さんに聞いて候補を3,4本出してもらった
んだけど、結局そこから1つに絞るのに1時間くらい
かかった。

もうね、1時間くらい店内の同じ所をずーっと
ウロウロ(笑)

私はそこまでワインの知識が無いから、ワインの
名前だけ見てもどんな味なのか想像できないのよね。

なので、味わいが「重口/中重口」と書いてある
シラー、カベルネソーヴィニョンあたりのブドウ
種で、説明書きに「果実味」「芳醇」「コク」とか
書いてあるものに絞った。
この辺のポイントを押さえておけば、好みから大きく
外れることはない、という経験則。

でも候補のワインはどれも好みに合いそうな
やつで、産地や酸味、果実の味わいが多少違う
って感じだったから、優柔不断な私は大分迷った
なあ。

あと、個人的にパッケージデザインが好みかどうか
も結構見てて、迷いすぎたときは最終的にパッケージ
で選ぶこともある。
(でもフランスワインは結構似たようなデザインが
いっぱいあるから選び辛いかも(笑))

そんなこんなで、なんとか閉店ギリギリに選び
終わって購入できた。
5,000円くらいのちょっと良い赤ワインを買った
んだけど、名前は覚えてないという・・・

今度自分用にも同じの買いたいと思ってたんだけど
ね・・・。

まあ、置いてあった場所はバッチリ覚えてるので、
入れ替えとかされなければまた出会うことができる
でしょう。

ちなみにプレゼントしたワインは嫁実家行く前に
1人で楽しんだらしい。
味も好みだったようで、美味しいと言っていた
ので良かった。

このプレゼントがいつの日か倍になって返って
くることを期待していよう(笑)

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