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【コラム】自分を苦しめる何気ない一言

心に寄り添うピアニスト山口美智代です♪

皆さんは誰かの何気ない一言で傷ついた経験はありますか?
特に繊細さんは、その一言がフラッシュバックして、今でもつらい思いをされているかもしれません。

本人にはきっと悪気はなかったのでしょうけど、時々そういう言葉を思い出しては悲しい気持ちになります。
それが自分の行動するうえでちょっとしたネックになってたりもします。

ただ最近、そういうのってお互い様なのかなと思う出来事がありました。
好感度ナンバーワン芸人の、サンドウィッチマンの伊達さんがこんなことを言っていたのです。
「人を傷つけないお笑いと言われるけど、絶対誰かは傷ついている」

いろんな考え方があるので、その人にとってはどうでもいいことが、ある人にとってはとっても大切なことだったり。
そういうすれ違いっていうのは常に起こっているものだから、仕方のないことなんだとも思います。

だから自分も、相手を傷つけるつもりがなくても、知らず知らずのうちに何気ない一言で傷つけてしまっていることもあるかもしれないということも、意識しないといけないなと思うのです。

「何気ない一言を言った無神経な相手が悪いとか、そういうことが言いたいのではない」ということを最初に知っておいてもらえたら嬉しいです。

時々HSPはじめいろんな気質や性格の情報で、こちらが被害者のような?書き方をしているものもあったりして、それはちょっと違うよ!と思ったりします。

気質のある人、ない人がいい、悪いとかそういうことではなくて、ただただこんな性格だよ、こんなところがあるよっていうのを知ってもらいたいだけ。
それ以上でも以下でもありません。
「ふうん、そうなんだね」くらいの感じで聞いていただければ幸いです。

話を戻しまして、過去のそういった相手は悪気のない一言で傷ついたことというのは、簡単に解決できることではありません。
謝ってもらえば済むということでもないし、過去を変えることはできません。

しかし、今現在の自分の抱えているマイナスな感情やネガティブな思考のルーツは、そういう小さな出来事の積み重なった結果です。
なので、しっかりと向き合い、対処する必要があります。
※辛すぎて余計に悩んでしまう可能性もあるので、あまり真正面から向き合いすぎないように気を付けましょう。

そこでまずは第三者の視点で「こんなことを言われたんだね。」と事実を認めてあげます。
ここで大事なのは第三者の視点で見ることです。
悩んでいるあなたに、もう一人のあなたが相談に乗ってあげましょう。

そして、その時どう感じたのか、を吐き出します。
「悲しかった」「つらかった」「消えてしまいたかった」
なんでも大丈夫です。躊躇せず吐き出してください。

その吐き出された感情を、もう一人のあなたが理解して、肯定してあげてください。
「そっか、悲しかったんだね、つらかったんだね。ここまでよく頑張ったね。」

「その一言がすべてじゃない」ということを意識すると、少し心が軽くなります。

最初に話したように、考え方や価値観はひとそれぞれ。
何に重きをおくかによって全然変わってきます。
だから、その人が言ったことが絶対正しいという訳ではないのです。

たとえば以下はわたしが実際に言われ、傷ついた一言なのですが、
・30年間彼氏ができなくて「かわいそう」「青春時代がもったいない」
・音楽活動しながら「結婚して子供を産んで家庭に入ることは攻めではなく守りだ」

あなたはどう思いましたか?
言った側の言葉に共感する方もいるでしょう。
確かに言った側の気持ち少しはもわかります。

が、少なくともわたしはこれにかなり傷つきました。
そこで、「同じ立場の人たちで、幸せそうな人」を思い出してみました。
恋愛をしなくても部活など自分が好きなことに打ち込むことで青春時代を謳歌していた人もいます。

わたしの周りには音楽活動をしながら子育てを頑張ってるお母さんミュージシャンもいっぱいいるので、大変そうだけど、幸せそうで、とても守りに入ってるとは思えません。
わたしからしたらむしろめっちゃ攻めの姿勢だなとも感じます。

そんな風に「同じ立場の人たちで、幸せそうな人」を思い出すだけですごく心が軽くなりました。
もし周りにいなかったら、今はネットでも検索できるので、調べてみるといいかもしれないですね。
確実に効果があるとは言い切れませんが、よかったら参考にしてみてください。

いまの流行病の時代でも同じようなことを日々感じています。
いろんな考えがあり、何が良くて何が悪いのかは人それぞれの立場や状況によって違います。

何気ない一言で傷つく場面はたくさんありますが、自分にとって何が大事なのかを忘れずに、過ごしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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