見出し画像

なにから学ぶ?どこに目を向けてる?


東京・蔵前にあるNui. HOSTEL & BAR LOUNGE のkazuと

Something for you. #03 で話したテーマ。


みんななにから学ぶ?

画像1

普段からいろいろなところにアンテナを張って、そこから何かを学ぶこと。

学びや気づきは、日常の中であらゆるところに転がっています。

例えば、車で道を走っているときの信号。

一番手前の信号が青、もう1つ先の信号も青。でも3つ目の信号は黄色になっている。

この状況で、今までの自分であれば手前の信号を渡るために焦って加速していたところだけど、冷静に考えてみると、いずれ3つ目の信号で止まることになる。

だとすれば、目の前の信号のためにそんなに急いで加速しなくてもいいんです。

これから先に起こることを予想できていれば…と気づけた話。


あるいは車つながりの話で、高速道路を走っているときに、20mおきに引かれた白線。

時速80kmを保って走り続けていたら、いいリズムを刻めて曲ができるかもとか(笑)

車のワイパーのリズムも同じで、一定のスピードで刻むテンポに曲作りのヒントみたいなものを得たり、このドライブにはこの曲が合うな、という感覚を覚えたり。


こんなふうに、いろんなものに自分のアンテナを張っておくと、ふとしたことに気づきがあるし、視野が広くなります。

インプットの幅も広がり、アウトプットの仕方も多様になる。

視野が広がることが学びにもなるし、人間的に心豊かになるきっかけにもなると思います。


アンテナの感度

画像2

アンテナには、人間力を高めるものもあれば、ビジネス的なものもあると思っていて、僕でいうと仕事柄、どんな建物を見ても結婚式場に見えてしまう。

トイレ、駐車場、いろんな場所を、「もしここが披露宴会場になったとしたら」っていう角度でつい見てしまって。

いわば、自分のビジネスとしての幅を広げるためのアンテナが張られている状態です。


常にアンテナを張るというのは、

視覚、嗅覚、聴覚、触覚…自分が五感で感じ取りインプットしたものを、自分の属している環境にどうアウトプットするかを瞬時に閃くトレーニングにもなると思います。

また、自分が感動したもの同士を結びつけるアイデアが出たりも同じ。

例えば“いい演奏をするあの人”と、“素敵なロケーションのあの場所”が合わさったら…という発想ができるようにもなると思います。


また、仕事の時間でないときにもアンテナがONになっている人と、そうではない人がいますが

…絶対、OFFではもったいない!

仕事のためにも、自分の人間力向上のためにも、常にアンテナはONにしておく方がいい。

アンテナの感度を上げておくことが、仕事以外の時間にも常に学びのある、無駄のない人生になると思います。


五感を使う

画像3

アンテナも、目に見えるものばかりに頼らず、五感を使うことが大切です。

視覚ではない聴覚や嗅覚に対する意識について、飲食業を例に話します。

いくつかのテーブルにお客さんがいて、スタッフはそれぞれが何を話しているかに耳を傾けていたとします。

めでたいことがあったという話を耳にすれば、そのお客さんに対して何かお店側からサービスができるし、お箸を落とした音にも反応できれば、新しいお箸をすぐさま持っていけます。


先読みする事

画像4

もうひとつは、何ができるか、何が起こるのかを想定するのもコツです。

僕で言えば、この場所で結婚式ができるかどうか?という想定になります。

会場を見て、ここで結婚式ができるかどうかを想定したり、先ほどのお箸の話も同じで、あの位置にあるお箸が落ちるかもしれないという想定することで、先回りして行動する力がつくと思います。

五感を使って感じ取り、想定して、先回りして行動する。

どうしたら相手が喜ぶかというところにも直結するし、これが一番の人間力向上なのではと思います。


うれしいことに、FOLK FOLKスタッフにも気の遣えるメンバーがたくさんいます。

僕に「今これ探してますよね?ここですよ」とか行動を読んで声をかけてくれたりするんですが、

彼女たちはきっとお客さんを見るのと同じ感覚で、僕に対して、こうしたらきっと僕が喜ぶだろうというのをわかってくれている。

そういうことがすごくありがたくてありがたくて、最高だなって毎日くらい思います。

アンテナって自分の中の話だと思うので、誰から教えることもしませんが、そういう気づきができる人が揃っているのはうれしいことです。

アンテナを張ることで、お客さんに対してはもちろん、

スタッフ同士の仲やチームワークが良くなるのもひとつあると思います。


インプットのコツ

画像5

ありとあらゆることに興味をもつことが、インプットのコツではないかと思います。

すべてにおいて100点のものはないという意識を持ち、疑問をもったり、もっとこうすればよくなるという見方をしたり。

あと、悪いところばかりを見ないことでしょうか。

良いところを見つけ、それをさらに良くしていこうという意識を持って過ごすスタンスが大事なのではないかと思います。

常にアンテナを張っていると、常に何かを吸収するスタンスでいられます。

活かせるヒントは街中を歩くだけでもたくさん転がっていますからね。

そうしてインプットしたことをアウトプットする。

それを繰り返すことで、自然に、日々学んでいくことができるのでは。


ちなみに僕が今一番インプットしてると思うのは英語です。

アメリカ人のスタッフの子が話す英語が日々耳に入ってくるというくらいですが、もし自分のアンテナ感度が低ければ、ただスタッフにアメリカ人がいるというだけの事実に過ぎない。

だけど大切なのは、聞こえてくる英語に対して、今度自分もこの言葉を使ってみようという吸収のアンテナを張っていること。

そのあたりが学べる人とそうではない人の違いではないかと思っています。

最初まったくできなかった英語だけど、昨年アメリカに行った時には、現地の人に写真を撮っても良いか英語で話しかけたり。

流暢に話すとかはできないけど、ここ何か月かは、“使えるフレーズ”を
インプットして学んでるところです。


どこに目を向けてる?


なにから学ぶ?というテーマの話でしたが、

なにからでも学べるというのが今回の答えでしょうか。

インプットはそう。

そして、それをアウトプットしていく習慣づけが、スピード感もあっていい提案ができるようになるんだと思います。

自分がいる環境の中で、引き出しや情報量を増やして、どうアウトプットできるか、そういう準備をしっかりしておくことも必要です。




最後になりますが、インプット・アウトプットに代わる言葉って何かある?

わかりやすいんだけど、最近よく耳にしすぎて、何か他の言い方ないのかなって。

しっくりくる代わりの言葉があったら教えてください(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?