就活生の自分へ。1年の社会人生活を終えて思うこと

はじめに

もうしばらくで、社会人1年目を終える。この時期になると思い出すのは、就活だ。
社会人を1年間経験してみて、この1年を振り返るとともに、「もしも今就活生の自分と話せるなら、何を伝えたいか」というテーマで、noteを書いてみることにした。

――なんて書き出してみたものの、思ったよりも熱を入れて書き込んでしまったため、気付けば2年目が始まって迎えてだいぶ経ってしまった……(笑) というのはさておき。自分へのメッセージも含め、就活の時期を振り返ってみたいと思う。

この文章は、「一歩踏み出す自信が持てない人、自分が何をしたいのか分からない人」に読んでもらえれば嬉しい。

1. 【簡単な自己紹介】組織コンサルやってます

そもそも「お前誰だよ」って人もいるかもしれないので、まずはじめに「僕は今、何をしているか」について書こうと思う。
僕は今、組織コンサルティングの会社の開発組織にいて、カスタマーサクセス業務に携っている。

具体的には、顧客の利活用データをまとめて、現場のコンサルをサポートしたり、NPSを送って分析してみたり、現場が見る数字データを出したりなど様々な業務をしている。この辺りの話はまたいずれ別のnoteに書こうと思う。

そんな僕が内定をもらえたのは、大学院1年の2月だった。

2. 就活の「モラトリアム期」を振り返って

振り返ると、就活生の時の僕は、誰しもが経験するような「自分は何がしたいんだろう?」というモラトリアム全開の悩みを持っていた。

その悩みは、今やなくなっている――と言っても良いだろう。ここで言い切れなさを残すのは、常に「自分は何がしたいんだろう」はアップデートされるべき、と考えているからだ。――と、ちょっと難しい言葉を並べてしまったが、人間ブレることがあってもまた、人間臭くて良いよねって、言いたい。笑

さて、話が逸れてしまったが、せっかくなのでここでは、当時の悩みはどういったプロセスで解決されたのか、について考えてみることにする。

結論から言うと、「自分の心の声に従ってみた」ことで、気付けば悩みは解消されていた。
というと、あまりにシンプルすぎて、語弊の余地しか残さないので、もう少し説明させてほしい。笑
分かりやすいように、自分のこれまでの人生について、まずは紹介させてほしい。

大学3年の時の僕は、パッパラパーだった。自分になんの市場価値も感じられず、やりたいこともわかっていなかった状態だった。そこから、下に書いてあるよう、大学院で環境も学問領域を変えてみた。「自分は社会を何も知らなすぎだ。もっと勉強したい。」という思いあり、「社会起業」のコースも履修してみた。思えばここでの運命的な出会いが、今の僕を作ることとなった。そこはちょっと特別なのでまた別noteで書こうと思う。(別noteが多くてごめんなさい!)

3. 就活生の自分へ

就活生の自分へ、今の自分から何かメッセージを伝えるなら。このnoteが長くなってしまったのは、このセクションに“熱が入りすぎた”ことが原因だ(笑)。有り余る感情がわきでてやまないので、少々長くなることを先に断っておきたい。

大学3年生の自分へ。

僕には2度の就活の経験がある。1度目は大学3年生の時、そして2度目は大学院1年生の時だ。

まず、大学3年の時の自分へ。ひとつ伝えたいのは、「その選択肢は正解だったよ」ということ。

当時までずっと、偏差値の高い高校や大学を目指したり、「文転しやすいから」と言って理系を選んだりと、「安パイな人生」を送ってきた自分が、初めてその安パイな人生を捨てて自分の送りたい(またはワクワクするとでも言いたい)人生を送り始めたのが、3年の時だったように思う。

詳細はまた別の機会に書きたいところだが、少しだけ背景を説明することにする。

当時の僕はといえば、浪人して入ったある程度の大学にいることで満足をしていた。その大学では、特に勉強に頑張ることはなく、大きなサークルの代表になったり、バイトに勤しんでみたり、恋愛したり、飲み会でやらかした自慢をしあったり、いわゆる「大学生」をしていた。正直めちゃめちゃ充実していた生活だったと思うし、実際毎日本当に楽しかった。

だが、ふとした瞬間に自省してみて、ワクワクが足りないなぁ〜と思ってみたり、自分のロールモデルである先輩をみると、「このままで良いのかな」「この引かれたレールの上を行くだけが人生なのか?」という自分の中で割と無視できない大きさの違和感に気づいた。

そこで自分の心の声に耳を傾けて、思い切った決断に出る訳だ。(少なくとも当時の自分にとっては)

シンプルにいえば、就活の面では「『理系大学院を出て推薦で大手企業に入る』という選択肢を捨てる」という決断。私生活の面では「『充実したサークル生活、楽な研究室生活』を捨てる」という決断だ。
その決断をした当時の自分は、今の自分からしても良くやったと褒めてあげたいくらいだ。

大学院1年生の自分へ。

先述したように、その後僕は、大学院に通った。環境も学問領域も思い切って変えた。

就活の前であれば、自分の心の声に従って決断したファーストキャリアを正解にして行っている途中なので、正解だった、と言い切ることはできないが、しっかり成長を感じられているし、日々頑張れているので選択という意味ではすでに正解なのかもしれない。
ただ、判断(わかってたつ)より決断(きめてたつ)をした自分は褒めてあげたい。

就活の後という観点でみれば、もっとインプットする事ができればよかったと今は思う。「勉強する時間がない」と言っていた社会人を何人もみていたので、自分はそうならないようにと思っていたが、、まあもっとも、勉強しきったと言える大学生活もまた本質的でないという矛盾を孕んでしまっているのだが笑

特に学術分野に限った話でなく、給料のこと、保険のこと、税金のこと。世の中には学ばなければいけないことなんてたくさんある。それらを大学の良い余暇時間のうちにできてたらなんて楽だっただろうな〜と思う。

もしこのnoteを見てくれている就活生の人がいれば、就活後に、お酒でバカをする、恋愛をすると言った、ありがちな学生時代の最後の時間の使い方の候補に、勉強も頭に入れてくれたら嬉しい。

4. この1年間でできるようになったこと

さて、振り返るとこの1年間で、さまざまなことを学ぶことができた。もちろんビジネスマンとしても、出来るようになったことは多々ある。特筆すべきは、プログラミング言語である。

入社後の研修を終えた後、開発組織である僕らの部署では、約半年間、プログラミングの研修を受けさせてもらった。プログラミングといえば、大学の講義で必修だったが、全然面白くなく、難しく、意味が分からないという印象しかなかった。

だが研修を経て、簡単なアプリを1人で作れるまでになったし、その前提としてのWebの知識も身につけることができた。
過去の自分に自慢したいことはめちゃくちゃある。「最近ではアプリの設計や実装までを手掛けているよ」とか「開発者の観点からいろんな会社のプロダクトを見ているよ」、とか。

実際、就活生の時の自分の目の前で誇らしげに「あ、この会社開発に力入れてんな」とか「このサイト、あの機能も付いていないのか」なんてボソボソ言いながら、この仕事ぶりを見せてあげたい。なんて書きつつ、実際今書きながらもニヤニヤしている笑

他にもビジネスマンとして当たり前な、基礎マナーやExcelやメールなどのスキルも身についたし、それ以外にもプロジェクト設計や、型化のスキルもある程度ついた。いやある程度ではなく、同期で1番そのスキルに関してはついたと思う。これもニヤニヤポイントが高い案件である。

5. まとめ

総括すると、自分の心の中の声にちゃんと耳を傾けるのって大事だなって思う。

多分、自分のしたいことなんて自分しかわからないし、それを成し遂げられるのも自分しかいないはず。

でも、「どんな人生を歩みたいか」あらある程度逆算して、自分の心が納得する選択をしたら良いと思う。そしてその選択を正解にできるように頑張れるところであれば、わりと視野は広がるのではないだろうか。

抽象の話が多くて申し訳ないが、①自分の心とGoalを描いて②現在地を知って③その差分は何かを考えて④差分が得られる場所に就職して、⑤自分の心に再度きき、頑張れそうだったらOK。違和感があるなら、再び①に戻る。

少なくとも僕は、そうやってこの選択を正解にしてあげられるよう頑張りたい。今の自分のために、そして、悩みぬいてくれた過去の自分のために。

おわりに&次回予告

さて、書くまでに非常に時間がかかったし、メッセージも盛り盛りになったほろ苦い初noteだったが、いざ書いてみると、書きたいことも、誰かに伝えたいこともめちゃくちゃあるとわかった。

ということで、就活シリーズ次回のテーマは「社会人1年目にしてよかった5つのこと」にする。自分の振り返りという意味でも早急にしなければと思っているテーマである笑
それか若手社会人シリーズ「仕事の型を獲得するためにした3つのこと」でも書こうかと思ってます笑

何にせよまたnote書きます!
よかったらまた見てくださいな!ではまた。

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