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ユーザーと一緒につくっていくmichiteku

michitekuでは、がん患者さんの治療と生活を一緒に考えるサービスを提供しています。
そのために私たちは、がんに罹患した経験を持つ方々と一緒に、より良い体験を提供するための活動を進めています。
このnoteではその活動の一部を簡単にご紹介します。


ユーザーと一緒に進めている活動

カスタマージャーニー/ペイシェントジャーニーの作成

michitekuが向き合っているユーザーの課題を深く理解していくために、ユーザーのジャーニー(工程や時系列に沿った流れを整理するもの)を作っています。このジャーニーでは、がんの疑いを持ち、検査を受けてがんと診断され、治療の意思決定を経て、治療を進める一連の流れ、そして各々のシーンにおける行動や感情を整理していきます。

患者さんが抱える悩みは、がんの発生部位・年齢・性別の他に、生活スタイルによっても大きく異なります。そのため、本質的な課題を捉えてサービスに反映するためには、がんを経験された方の色々な話を聞いていく必要があります。

そこで私たちは、定期的にがん患者さんとの新たな繋がりをつくり、一人一人の話を聴きながら、その方のジャーニーをまとめています。
ジャーニーを作る過程においては、がんを経験された方にインタビューをお願いすることもあれば、ディスカッションしながらホワイトボードを使って一緒にジャーニーを作ることもします。

こうやって作られたジャーニーは、サービス開発のためのアイデア創出の源泉になります。

(図は雰囲気だけ。一人一人のエピソードを時系列にあわせて整理していきます)

アイデア検証

サービスを改善し続けるために、日頃から色々なアイデアを出して、そのアイデアが有効なものかを検証します。具体的には画面イメージを作って、想定ユーザーに対し、使いたいかどうかをぶつけ、率直な意見を聞くようなワークを進めていきます。

michitekuの想定ユーザーはがんを経験された方であるため、一般的なビジネスよりも協力いただける方を見つけるのは簡単ではありません。そのため、検証をスピーディに進めるには、気軽にお声がけできる方との信頼関係を築いていくことが非常に大切です。

私たちは、活動を見守っていただき、新たなアイデア検証にも常に協力してくださっている複数の方に支えられています。例えば、企画中のアイデアについて、週1程度で意見をいただいてブラッシュアップするサイクルを作ったりしています。
いただいた意見がタイムリーに企画案に反映されていくことが、協力いただいている方にとっても有意義な時間になれば嬉しいなと、ちょっとした期待を持ちながら日々取り組んでいます。

体験談記事の制作

michitekuには、サービスを支える大切な財産でもある体験談記事があります。2024年2月15日現在、25本の体験談が掲載されています。これらの記事は、ジャーニー作成、アイデア検証で繋がった方々と、複数回インタビューを重ね、他の患者さんに参考になりそうなものや伝えたいことを凝縮して制作をしています。
テーマは治療に直接繋がる話だけでなく、治療中に旅行をした話だったり、仕事と治療を両立する話や、趣味を続けた話など、広い範囲に渡ります。

<体験談リンク(一部)>

がん治療中の旅行 〜自分が好きなものに会いに、好きな場所へ〜

退院後の仕事との向き合い方 〜体力を回復させながら、うまくセーブした〜

ママの病気をどう伝えるか。子育てとがん治療の両立の悩みに向き合う

このように罹患をきっかけに考えたこと・経験したことを、これから治療を控えている方々や治療を進めている方々に向けてmichitekuを通して発信いただきます。体験談の制作は以下のように進んでいきます。

  • がんの疑いから治療を経てこれまで、感じて、悩んで、どんな工夫をしたかをフラットに聞かせていただきます。

  • 様々なエピソードから、特にその方の個性が表現でき、これからがんと向き合っていく方々に参考になりそうなエピソードをmichitekuメンバーが抽出します。

  • ここで、抽出したエピソードの詳細を追加でインタビューする場合もあります。

  • michitekuメンバーが体験談記事の構成を考え、michitekuの編集チームのライターが記事を制作します。

  • 出来上がった原稿に対し、エピソードの主人公にレビューをいただきます。

  • インタビューで話した内容や意図と齟齬がないことを確認すれば、記事公開のための社内フローに入ります。

お預かりした貴重な経験の生のお話しを、michiteku編集チームが文章に起こし、読みやすいように整えていく。体験談記事はユーザーとmichitekuチームの素敵な共同作業の成果物なのです。

自分の経験も活かせそう!どう繋がる?

私たちは、常に多様な経験をもった方々とのつながりを求めています。
ここで紹介させていただいた共同作業に協力いただけることはもちろん、サービスに対するご意見・ご要望を我々に寄せていただくことも、michitekuの「ユーザーと一緒に作る」活動への大きな力になります。

例えば、以下のどれか一つでも、協力しても良いと思っていただけましたら、問い合わせフォームのリンクからご連絡お願いします!
・体験談のインタビューにご協力いただける方
・サービスのレビューをしていただける方
・サービスの機能について一緒に考えて頂ける方
・イベントスタッフとして参加いただける方

問い合わせフォームはこちらから↓↓↓

(小規模チームなので、もしありがたいことにたくさんのお声が届いている時は、返信に時間がかかってしまうことについてお許しいただけますと幸いです)

今後もmichiteku活動の普段の様子を届けていきますので、よろしくお願いいたします!