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病めるときも

健やかなるときは、
もう心身ともに好調なわけで、
まさに無敵、みんなが味方。みんな大好き。
そこらの草木とも、手を取り合って
高めあって、よろこびあってるような感覚にさえなるし
それを幸せと呼ぶんだと、まだ私は思ってる。

でも、何度乗り越えても、
月に一度、もしくはそれ以上の頻度で、
“病めるとき”は、やってくる。
文字通り病気とまでいかなくても、
なんとな~く体調が悪かったり、
どうしたって気分が落ち込んだりするとき。

これはだめだ。
一刻も早く、ここから抜け出さなきゃ!!
と、どこかから拾ってきたいろんな方法を
手当たり次第、畳み掛けるように自分に課して
悪霊退散!といわんばかりに叩きのめす…(涙)

まだ、そんなことをしてしまった自分に
一番傷ついたのは、自分自身だった。

病めるときに、
どんなふうにそばにいてあげるか。
そこが大切だったのにな。

追い払わずに、ちゃんと話を聞いてやる。
話したくないなら、ただそばにいるだけで良かった。

ここまで上がってきたら、
健やかになったら、抱きしめてあげる。
なんて、本当の優しさではなかった。

病めるときも、そのまま抱きしめてくれ。

それが、本当の誓いの言葉だよね。
それが本当の安心だし、幸せだよね。
ここから、それを証明しながら生きていこう。

病めるときも健やかなるときも。

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