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私たち、してやられました。

おはようございます。昨日の夕陽は、どこか《物憂げ》でした。
タイトル画像は、筆者が撮影したものです。台風一過の潔い晴天とも違い、どこか「決め切らない」中途半端な天気。

そういえば、金の相場がかなり《サゲ》ました。6月ぐらいからでしょうか、概ねグラム当たり7,000円の水準を出たり引っ込んだりの相場でした。

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ここにきて、3~4%相場が下がったわけです。「たかが、数パーセントだろ。俺なんか、スーパー銭湯から帰ると、3~4kg減ってるよ」などと、お叱りを受けるかもしれませんが、《この数パーセント》が侮れません。

我々は、日常生活のなかで、「容量が20%減っているのに、『10%値下げしました!』」に騙されたりします。「郵政民営化を実現した暁には、サービスの改善を行います!」にも辟易しているし、「消費税は、皆さんの生活を守るためです」という美辞麗句にもうんざりです。

あ、すみません。「消費税が、現行+3%になったら、《この数パーセント》の実感が湧きますよね」と言いたかったのです。

「先週の金相場サゲ、“犯人”はコイツじゃね?」という“提起”をみつけました。IMFが、6,500億ドル規模の“特別”引き出し権に承認を行ったそうです。

https://www.imf.org/ja/News/Articles/2021/07/30/pr21235-imf-governors-approve-a-historic-us-650-billion-sdr-allocation-of-special-drawing-rights

「新興国・途上国向けの流動性維持を図るための措置」とのことですが、なんか判然としません。だって、なんだかんだ言っても、世界はGDPベースでは、成長しているはずです。

「大国はメシウマだけど、小国はやばいほどメシマズ」が事実なのであれば、牧歌的にSDGs云々を掲げて、世界平和のための祭典を強行する意味があったのか?

https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/06/9ffc35a864446de0.html

2021年の経済成長率見通しを主要国・地域別にみると、米国を6.5%から6.9%に、ユーロ圏を3.9%から4.3%に、中国を7.8%から8.5%に引き上げた。米国については、財政支援が経済成長を押し上げていることや、市場の信頼感や雇用情勢が改善しているためとした。また、段階的な経済再開と比較的ペースの速い新型〇〇〇ウイルスワクチン接種にも言及した。2021年第1四半期(1~3月)の経済成長率が悪化したユーロ圏についても、ワクチン接種が加速し、厳格な封じ込め措置が徐々に解除され、2021年に経済活動が活発化すると見通している。中国については、輸出の伸びが好調な点などを評価した。

なんか、よくわかんない。

本当に、副題の通りですが、「わかりません。」今、世界でなにが起こっているのでしょうか。

もうひとつ、興味深いハナシを引用します。(リンク先:左記IMF)

ゲオルギエバIMF専務理事は「これは歴史的な決定です。IMF史上最大となるSDR配分で、この未曾有の危機において世界経済にとってのカンフル剤となります。SDRの配分によって全加盟国が恩恵を受けることになり、長期的かつ世界的な準備資産の必要性に対処が行われ、信頼が構築され、世界経済の強靭性と安定性が促進されることになります。とりわけ、加盟国の中でも、〇〇〇禍がもたらした影響の対処に苦慮している最脆弱国にとって助けとなります」と述べた。

今回の金相場サゲ、結局は、「アゲるためのサゲ」だったのか?それとも、なにかの予兆なのか?

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