英語学習の記録(高校3年生~大学受験)

みちるです。今回は受験勉強について書こうと思います。英語学習の記録をまとめようと始めたnoteなので、英語についてだけいくつか項目に分けて書くことにします。

やって良かったこと6選+α

忘れてしまったこともありますが、下記の6つはやって良かったと思うことです。

2年生のうちに過去問に挑戦したこと

3年生になる前ではありますが、2年生の冬頃に学校に置いてあった外大の赤本から1年分だけ解いてみました。外大の2次試験の英語は長文(かなり長い)が2問、英作文、リスニングを2時間半程度で解かなければいけないのですが、当時は1つ目の長文を読んでいる最中で2時間半が経ってしまっていました。この時に読むスピードをかなり上げないといけないということ、あとどれくらい英語力を上げなければいけないのかを知ることができました。

毎日和訳をしたこと

3年生になっての初めての英語の授業の後に「外大に行きたいんですけど、どうしたら良いですか?」という「少しは自分で考えろよ!」と言われても仕方ないような質問を先生(恩師)にしたところ、「この本をコピーして渡すので、毎日和訳をして持ってきなさい。」と言われました。その本の書名は覚えていないのですが、テーマ別に英文が書かれたものでした。内容は、環境問題、アメリカ、日本、女性の地位、マスメディア、宇宙、科学、コンピューター、言語とコミュニケーションといったもので、12月くらいまで毎日200ワードくらいを和訳して翌朝先生に提出し、放課後にできていなかったところを教えてもらうということを毎日続けていただきました。

よく「和訳をしても英語力は上がらない」ということも聞きますが、和訳で上げることができないのは「英会話力」であって、「英文読解力」「日本語力」「言語能力」は上がると思います。特に外大の二次試験には「国語」がなく、「英語」の試験で日本語力や言語能力も見ているのだと思います。(違っていたらすみません。)そもそもの言語能力がないと、あの長くてある程度内容の難しい英文は理解できません。「英会話力」や「コミュニケーション力」ではなく「言語能力」を鍛えるのには、英文を母国語で説明するという「和訳」は悪くないと思います。また、和訳のもう一つ良いところは、「分かっていないところを洗い出してくれる」という点です。単語の意味や文法、そして文脈をきちんと理解せずになんとなくで訳しているところは、きちんと訳せないのです。できないところだけ徹底的に復習したかった私には、英文和訳は効率の良い勉強法でした。

暗唱&音読をしたこと

夏休み明けくらいから、英作文対策として、和訳をした英文を暗唱するということをやっていました。音読をしながら英文を覚え(インプット)、次の日に先生に日本語を言っていただいて覚えた英文を書く(アウトプット)ということを毎日数か月間毎日続けました。英作文に必要な様々なテーマの情報と英文をインプットしながらアウトプットできたのは、効率が良かったと思います。

基礎をしっかりと固めたこと

夏休みに入ったくらいの時に、持っていたけどなぜか使っていなかった短い英文読解や英文法の基礎の問題集を気分転換にやってみたところ(下記のような割と簡単な問題集です)、一番簡単なはずの最初のページなのに全問正解できず、基礎がしっかりできていないことに気付きました。そこから夏休みの1か月で急いでこれらの基礎の問題集を終わらせ、基礎を固めました。3年生になってからは英語の偏差値は河合塾の模試で70をキープしていたのですが、夏に基礎を固めて臨んだ秋の模試では79まで偏差値を伸ばすことができ、基礎は侮れないと思った出来事でした。

8~9割はできる問題集のできていない1~2割をつぶして基礎を完璧にするのが目的なので、じっくりやるのではなく、時間をかけずパパパっとやっていくのがポイントです。

模試の復習ノートづくり

模試を受けた後、間違えたところだけをまとめるノートを作っていました。これも前回の投稿で書いたように「分からないところ、間違えたところだけ」を復習するために作りました。入試当日も持って行って試験直前まで見ていた記憶があります。

隙間時間の活用

電車の中などの隙間時間は、受験の定番『英語頻出問題総演習』(通称:英頻)をやっていました。

英頻を机に向かってやったことはなかったと思います。電車以外で英頻をよくやっていたのはお風呂です。
1周目は黒のペン、2周目はグリーンの蛍光ペン、3周目はピンクの蛍光ペン、4周目は赤ボールペンを持ち、分からないところにチェックをつけ、次の週では前の周でチェックがついたところだけをやっていました。英頻とペンがあればできたので、机に向かってやるのはもったいないと思い、机に向かえない時にやっていました。

その他

高校2年生で思う存分青春を謳歌できたということも、少なからず3年生で勉強を頑張ることができたことにつながった気がします。「青春」に未練を残さなかったことで気持ちをうまく切り替えることができました。今思い返すと、3年生の受験勉強も青春そのものだったなと思います。

ちなみに、3年生になってからは、単語帳は使っていませんでした。2年生のうちに速単の必修編を終わらせていたので、3年生では和訳や長文読解で出てきた英単語を覚えるようにしていました。

小論文の勉強、そして小論文の勉強のためにやっていた新聞の社説の要約(日本語)も、英作文対策として良かったと思います。

勉強時間

私は勉強ができる方ではありませんでしたが、体力だけは人の倍あったため、3年生になってからセンター試験の2日前まで、深夜2時半~3時くらいまで勉強していました。学校があるときは学校以外で1日7時間、学校が休みの日は1日14~15時間程勉強していたと思います。でもさすがに日中眠くなるので、勉強の合間によく15分のお昼寝をしていました。英語だけの勉強時間については、全勉強時間の4割程度を割いたと思うので、平日は3時間、休みの日は6時間程度になります。個人差はありますが、1年で英語力を上げるには、それくらい勉強しないといけないということですね。

大人になって振り返ってみると、なぜあんなに頑張れたのかと不思議に思いますが、毎日添削してくれた先生、応援してくれた親や友達がいたからだと思います。あとは、外大へ行きたい気持ちも強かったなと思います。

こうして、私は周りの人に支えてもらいながら、第一志望の東京外国語大学に合格することができました。次回は大学入学後の暗黒時代(?)について書こうと思います。


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