婚約者の友人

フランソワ・オゾン監督の映画 好きなのですが。今回は「婚約者の友人」を観ました。

映像も好きですし、この作品は何より主役の女優さんが美し過ぎて・・・・。彼の作品は「スイミングプール」が有名なのかな。今回はラブストーリーかなと思い、観始めましたが、背景に戦争がありますから、結局、そうなりますと、全ては戦争が招いた悲しみ。戦争反対、という気持ちになります。

「婚約者の友人」の演出でなかなか面白いと感じたのは、シーンにより時折カラー映像になるのです。ほぼモノクロで進むのですが。

現代作品なのに、その映像はとても古い時代の映画のような空気感。すごいですよね。時々カラーになるのは、私として<どんな場面で監督はそうしたのか>を考えましたが、私の感想は、ヒロインが少しだけ未来に希望を持った瞬間、明るく日が差すように色付くのでは、と思いました。

時代背景が古い場合、2020年の今であれば容易い人探しや、タイムリーな遠距離間のやりとりが不可能ですので、ストーリーもおのずと展開が変わりますね。

素敵な作品でした。

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