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彷徨い

観ました。(Netflix配信)

島国に暮らす私は、やはりそういう意味で平和なのだ、と感じさせられた話。

幸せな生活を送るヒロインの元に現れた男女は・・・。
というストーリーに興味を持ちましたが、ヒロインが黒人系であったことを開始数分で気付かされました。

というより、Netflixがそのような人種的なものを問題提起したいのか、そういうテーマが多い気がしました。

人種差別をなくしたいのか、在るものとしてリアルに描きたいのか、いずれにしても日本人の私は深層部分はわからないのです。

以前観た作品でも、黒人の女性が日々時間を費やすヘアケアからも、大変さは描かれています。この作品では、イントネーションやファッション、全てが白人と有色人のそれは、異なるようですし。

今回観てみて、日本人の私からしますと、自国の人、それ以外、この二分割でしかなく、差別も、どちらの優劣も脳裏によぎらず、幸せなことですが50年以上生きてきました。そして差別をする側、に対する嫌悪感が増すばかりでした。「彷徨い」内でも、白色人の方の物言いが、どこか上からで、冷たさもあるように私は、感じました。

エンディングまで観ますと、人種問題というより(またもや)<母親>の在り方、選択を見せつけられ、正直落胆したのでした。ダメダメな<母親>を見ただけのお話?という感じで。

それ以外の登場人物が、ごもっともで、とても真っ当に感じました。気持ちの良い終わり、ではありませんでした。

改めて、人種問題を考えるきっかけにはなった、という作品です。

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